水耕栽培で目にするpHやECとは何だろう?

 

水耕栽培は省スペースで室内などでも手軽に栽培できるわけですが、土を使わない代わりに液体肥料(養液)が必要になります。

水耕栽培の場合、養液のpH値が土壌での栽培と比べると、変化しやすいため、作物が育ちやすい環境を保つためには、pHやECを把握することが大切になってきます。


目次

1.pHとは何だろう?

2.ECとは何だろう?

3.どうやって把握したらいい?


 

pHとは何だろう?

pHとは酸性、アルカリ性の度合を0~14の値で表します。pH7が中性ですが、それよりも小さくなるほど酸性が強く、大きくなるほどアルカリ性が強くなります。

適正値は、植物にもよりますが、一般的には5.5~7.0の弱酸性の状態と言われています。

養液のpH値が、必要以上に酸性やアルカリ性に傾くと、肥料成分を吸収できなくなったり、根が傷む原因となりますので、pH値を把握するのは植物を正常に成長させていく上では大切なことです。

 

ECとは何だろう?

ECとは肥料濃度のことです。適正値は0.5~1.5(水耕栽培なら2.5)と言われています。

何となくイメージとしては、肥料を多く与えれた方が植物はよく育つのではないかと思ってしまいますが、そういうことはありません。

逆に、濃度が濃すぎると栄養過多になり、枯れたり、植物の生育が遅くなってしまったりというマイナス面が出てしまい、生育のスピードが早いという水耕栽培の良さがなくなってしまいます。

 

どうやって把握したらいい?

作物の様子を見て、何かおかしいと感じたなら、病気の可能性もありますが、pHやECのバランスが崩れているかもしれません。

液体肥料を与える時は、標準より少し薄めに作って、作物の様子を見ながら、徐々に標準量に近づけていくようにしたらよいです。

また、予算に余裕があるなら、数値で把握し、管理できる pH/EC測定器がオススメです。

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食べられる花 エディブルフラワーって?

食べられる花、 エディブルフラワー をご存知でしょうか?
水耕栽培でも、お花は育てられるんです!
今回は、おすすめ5選をご紹介!

 


目次

1.エディブルフラワーとは?

2.味と栄養

3.使い方と保存方法

4.おすすめ5選


エディブルフラワーとは

文字通り食べられる(edible)花(flower)という意味です。観賞用の花の中から、毒性がなく、生でも食べられる花を指します。
彩りもキレイで、テーブルを華やかに演出する魅力を味わうことができます。

味と栄養

花を中心に味わうよりは、料理に添える引き立て役という感じがしますが、栄養がないわけではなく、ビタミンなども豊富で、野菜や果物と同じ感覚で利用されています。
甘みや苦み、からみのほか、あっさりとした味、スパイシーな味、さわやかな風味など、その味は多種多様に表現されます。

使い方と保存方法

サラダやドレッシング、ジャム、天ぷら、ちらし寿司、ケーキの飾りなどに使われます。
また、ドリンク類のグラスに飾ったり、乾燥させたエディブルフラワーのお茶を飲んだりすることもできます。
生野菜と同じように扱い、乾燥に弱いので、湿らせたキッチンペーパーの上に乗せ、ラップをかけて野菜室で保管すると鮮度が保てます。

エディブルフラワーおすすめ5選

1.バタフライピー
日本名で「チョウマメ」とも呼ばれており、
アントシアニンの作用により、レモンなどの酸性の液体を入れると、色が変わります。ハーブティーの他にもスイーツや、ラテなどにも取り入れられています。
≫バタフライピー はコチラ

2.ナスタチウム
夏の直射日光は苦手で、花は柔らかく、葉は、スパイシーな味わいです。
つる性で枝わかれし、たくさん花を咲かせるので育てやすいです。
≫ナスタチウム はコチラ

3.ビオラ
寒さに強く、病害虫の心配が少ないです。継続的に花を咲かせるためには、必ず日の当たる場所に置くようにしてくだいね。
カラフルさと香りが特徴で、味は、ほのかにしますが、無味に近いです。
≫ビオラ はコチラ

4.ボリジ
花茎葉全て食べられる、青い小さい花が魅力のハーブ。
白ワインに花びらを浮かべると、ほんのりピンク色に変わります。若葉はきゅうりのような味で、種は大きくて発芽しやすいので、初心者さんにもおすすめです。
≫ボリジ はコチラ

5.キンギョソウ
甘い香りを漂わせ、金魚を連想させるふっくらとした花形が特徴です。
やさしい酸味と、ユニークな食感を味わえます。ほぼ、無臭ですが、ワインレッドのキンギョソウは、ほのかに梅らしい香りがします。
≫キンギョソウ はコチラ

今回は、エディブルフラワーをご紹介しました。
普段の食事にちょっと添えるだけで、一気に彩りがよくなり、気分を高めてくれるエディブルフラワー。
お料理のアクセントにいかがでしょうか。

水耕栽培 種の有効期限のおはなし

家庭菜園を始めようと種を買ってきたはいいけど、こんな経験ありませんか?種まきの後、種が余ってしまい、とても使いきれない。捨てるのももったいないし、、、有効期限を過ぎてしまうけど、来年まいても発芽するのだろうか。
あるいは、有効期限なんて気にしてなかったんだけど、そもそもどういう意味なんだろう?他にも、種の袋を見ると発芽率って書いてあるけど、発芽率って何?今回は、そんな素朴な疑問にお答えするために、種の有効期限についてご説明します。


目次

1. 種の有効期限と発芽率について

2. 種の劣化を防ぐ管理をしましょう


種の有効期限と発芽率について

◆ 種の有効期限とは?

適正な条件下で種子を保管した時に、一定の発芽率を保証する期限のことです。種苗法では発芽検査から1年間と定められています。

 

◆発芽率とは?

規定の検査条件下で発芽する率を記載しています。80%という表記なら、有効期限内であれば、80%以上の発芽を保証するということです。

 

◆有効期限を過ぎたらどうなる?

有効期限を過ぎたからといって、急激に発芽率が下がるわけではなく、時間の経過とともに、少しずつ下がっていきます。

 

とはいえ、適切に管理することで、そのカーブを緩やかにすることができますので、有効期限を過ぎても、ある程度の期間ならきちんと発芽します。

種の劣化を防ぐ管理をしましょう

 

◆種の劣化を防ぐポイントは?

種は、水分や温度、光など、発芽に必要な環境が整うと発芽します。逆にいうと、それらを避けることで種の劣化を防ぐことができますので、シンプルに考えて大丈夫です。

 

◆冷暗所に保管する

種を長持ちさせるためには、乾燥剤を入れた容器に密閉して、温度変化の少ない冷暗所に保管するとよいでしょう。

 

そうして適切に管理すれば、有効期限を過ぎたとしても、ある程度の発芽は見込めますので、次回の種まきに活用できます。

 

野菜の種一覧 はコチラ

水耕栽培の種まき、発芽、定植までの方法

水耕栽培種まきのやり方

水耕栽培初心者

 

水耕栽培の種まきってどうするの?
発芽までどのくらい?発芽した後は?など、はじめての水耕栽培は疑問だらけですよね?
種まきってどうするの?発芽したらどうしたらいいの?
苗をどうやって定植するの?

今回の記事では、初心者の皆様用にわかりやすくポイントなどをまとめました!
これらを参考に、ぜひ、水耕栽培にチャレンジしてみてくださいね!

水耕栽培を始める際に「必要なもの」をお探しの方は下記のリンクをご覧ください。

 


目次

1.種まきのやり方とポイント

2.定植する目安


種まきのやり方とポイント

水耕栽培培地

 

✓ポイント

水の水位は、培地の半分くらいにする。
少し湿ったくらいではNG!完全に濡れるまで、しっかりと水を含ませて乾燥させないことが1番重要!
上記の写真のように、容器に水を入れ、空気を抜く方法でもいいですし、水道の蛇口から直接水を出して、スポンジを握り、空気を抜くようにする方法でもOKです。

 

水耕栽培種

 

✓ポイント

種は奥まで入れ込みすぎない。切り込みに少し挟むイメージで。
つまようじや、竹串などを濡らしてから使うと、やりやすいです。
種が比較的大きいものは、1~2粒、小さいものは3~4粒ほど。
種をまく数は、自分がやりたいようにしてみるのが1番ですね!笑

 

 

✓ポイント

とにかく乾燥させないこと。水位を常に一定に保つようにしたり、スポンジにラップをかけるなど。
霧吹きを使うのもおすすめです。
また、種によっては発芽するときに光を必要とするものと暗いところで発芽するものがあります。そのため、1~2日ほどは、光が当たらない状態にします。
育てる野菜にもよりますが、3~5日ほどで発芽します。

✓発芽に必要な条件

水分

スポンジ培地にしっかり水分が含まれていることが大切。空気が残ったまま育てると発芽しにくくなります。

温度

15~25℃を保つようにします。発芽適温を保つことで、発芽しやすくなります。
冬は、ヒーターマットなどの活用もおすすめですよ。

湿度

とにかく培地を乾燥させないことが重要です。

定植する目安

水耕栽培発芽

水耕栽培発芽

 

✓ポイント

発芽した苗をすぐに光を当てます。スポンジ培地の裏から根が1~2cmほどでた状態になってから定植します。(液体肥料+水で作った養液で育てる)

エコゲリラおすすめの液体肥料
>おうちのやさい1液タイプC はコチラ

やり始めると意外と土の栽培よりも簡単!と思うかもしれません。笑
ポイントと環境を抑えておけば、誰でも簡単に栽培することができます。
まずは、自分でやってみることで、発芽したときの喜びや、成長する嬉しさを実感できると思います。Let’s try!!

月刊会報誌:スカパー!と暮らすで紹介していただきました!

 

スカパー!と暮らす vol.30 2022年4月号(2022年4月1日発行)
弊社 有限会社グリーン・グリーン を紹介いただきました!

弊社スタッフ菅が取材を受けておりました。
快適空間づくり「グリーンで彩る空間」で、取り上げていただきました。

リーフレタス の種はコチラ

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水耕栽培専門店のエコゲリラ
https://eco-guerrilla.jp/

水耕栽培 育てやすい野菜5選

水耕栽培育てやすい野菜

 

水耕栽培はどんな野菜でも手軽に育てられますが、
紹介するお野菜は、栽培途中で枯れにくく、手間もかからないので、
水耕栽培初心者の方にもおススメです。

 


目次

1.水耕栽培と葉物野菜

2.育てやすい野菜5種


 

水耕栽培と葉物野菜

葉物野菜は水を好む植物ですので、水耕栽培と葉物野菜はとても相性がいいです。
育てるのも簡単で、手間もかからず、きれいな葉を収穫することができます。

サラダや、洋風料理にも使えますし、バジルなどのハーブのお野菜は、少しだけ使いたいときにも便利ですよね。

特に室内で育てる場合、気温などが安定しているため、外で育てるよりも元気に成長してくれます。
室内での水耕栽培は、日当たりのいい窓際で育てるのがベストですよ。

 

育てやすい野菜5選

ここからは、水耕栽培で育てやすい野菜を紹介していきます。

どれも発芽適温は15~25℃で、室内で育てる水耕栽培であれば、
1年中栽培が可能です。

 

1.リーフレタス

リーフレタスはいくつか種類がありますが、いずれも比較的簡単に育てることができます。

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2.水菜

生育適温は15~20度と涼しい気候を好み、秋から冬にかけてが生育の最適期だとされますが、水耕栽培などを活用することで、ほぼ年中育てることができます。

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3.ベビーリーフ(サラダミックス)

発芽率もよく、小さなプランターでも簡単に育てることができるので、家庭菜園初心者さんにもおすすめ。

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4.バジル

バジルは春から夏にかけてのあたたかな時期に育つ植物なので、季節のインテリアとして取り入れても、さわやかでおしゃれです。

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5.ルッコラ

水耕栽培に向いているハーブで、発芽率もよく、成長も早いです。
種まきから1か月ほどで収穫できます。

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ぜひみなさんも、水耕栽培で美味しい野菜を育ててみてくださいね。

 

 

 

 

水耕栽培 液肥の種類と選び方

おうちのやさい

 

水耕栽培は水だけでなく、液体肥料を加えて育てることが重要です。
液体肥料について種類や選び方、使用時の注意点などをご紹介します。

 


目次

1、水耕栽培液肥の種類と選び方

2、水耕栽培液肥の使用時の注意点


 

水耕栽培液肥の種類と選び方

従来の水耕栽培の肥料は、2液式や3液式など、複数を1セットで使うのがスタンダードでした。
なぜ従来は複数式だったのか?
それは、1液に必要な成分をまとめると凝固してしまうため、複数に成分を分けていたからです。しかし今では、その手間を省くために、凝固しないギリギリの成分を配合した1液式の水耕栽培肥料がメジャーになってきました。

【1液タイプの特徴】
・1本だけで手間いらず。
・初心者さんへもおすすめ。
・1本なので常に肥料成分のバランスが保たれている。(複数液だと片方が残ることもある)
・葉物野菜の栽培にオススメ!
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【2液タイプの特徴】
・1液タイプよりより組成がシッカリ。
・2液を入れる手間がある。
・2液を入れていくと、最後にAかBどちらかが余ってしまうことがある。(肥料バランスが崩れてしまっていることを意味します)
・トマトやナスなどの果実野菜などの栽培には2液タイプがオススメ!
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【粉末タイプの特徴】
・粉末を水に溶かす必要がある。
・細かい粉が舞って汚れてしまう。
・開封後、密閉での保管が必須。(吸湿して使えなくなる)
・プロ農家向け商品のため、家庭用としては量が多すぎる。
・容量が多い業務用=低価格。

 

液肥使用時の注意点

使用時の濃度は守りましょう
「水量に対して液肥を何mL加えるか?」肥料によって指定する規定量を正しく守りましょう。
たくさん肥料をあげたら育つだろう!ではありませんので、ご注意を。
濃度が濃いと、植物は栄養過多になり枯れたり栽培がうまくいかない原因となります。濃度は「濃い」よりも「薄い」方が、栽培には優しいです。

薄めた液肥はその日のうちに使いましょう
作り置きはせず、その日のうちに使い切りましょう。
薄めた液肥は化学変化をおこしやすくなり、夏場には藻が生えることも。。

液肥の保管はしっかりと
キャップはしっかりと閉めて、直射日光のあたらない室内で保管しましょう。
肥料には、有効期限の定めはありません。
記載されている期日は製造日です。

»水耕栽培肥料の使用期限についてはコチラの記事へ!

 

 

 

 

植物育成ライト(照明)について

 

 

花を咲かせたり実をつけたり葉を茂らせたりする植物にとって、必要な物が4つあります。

①水
②空気
③日光 (光)
④肥料

水耕栽培で植物を育てる場合でも、日光(光)は必要不可欠です。
日が当たらない室内などで育てる場合は、日光の代わりになる光をあてる必要があります。
今回は、日光の代わりになる照明についてご紹介します。

 


目次

1、植物育成ライト(照明)の種類
2、おすすめの植物育成ライト(照明)は?
3、ライトを使用する際の注意点


 

植物育成ライト(照明)の種類

 

植物育成ライト(照明)は、植物の生長を促す大切な道具です。
育成灯は、ランプ(電球)、蛍光灯、LED、3種類があります。

●ランプ(電球)
発熱が非常に強い。
生長期=MH(メタハラ)=生長期、開花期=HPSと使い分ける必要がある。
近づけると熱で葉焼けの原因に。
高価で電気代もかかり、扱いも難しい。
特に夏場は室内が非常に暑くなるので注意。

●蛍光灯
電球よりもローコスト。
距離に応じて光量が少なくなる。
長時間点灯していると熱を持つ。
開花する植物には不向き。
葉野菜やハーブ、育苗には向いています。

●LED
もっともローコスト!消費電力も低く省エネ。
熱を持ちづらいため、植物に近づけて照射できる。
長寿命でもちがいい。
葉野菜やLEDの種類によっては実のなる野菜にも向いています。

 

おすすめの植物育成ライト(照明)は?

 

今では、コスパもよく熱を持たないLEDが一般的になってきました。
私たちも、省電力で長寿命であるLEDを断然おすすめします!
日に日に研究は進んでおり、近年では以前にも増してLEDは熱を持たなくなってきています。(2021年現在において)
お持ちの栽培キットやプランターを、ライトを使って室内栽培が気軽に始められます。
初心者の方は、家庭菜園用のLEDが一体型になっている水耕栽培キットもあるので、気軽に室内で野菜作りが楽しめてオススメです。

とはいえ、1の特徴を参考に、「どこで何を育てるか」・・・育てたい植物の種類や、育てる環境に合った照明を選びましょう!

 

ライトを使用する際の注意点

 

植物やLEDライトの種類によって異なりますが、照射時間は平均12-16時間程度が必要だと言われています。照射の時間が短いと成長スピードが遅くなり、植物が小さく育ってしまうので注意が必要です。また、光の当たる部分にムラができてしまうと、植物がうまく育たなくなります。
ライトを設置する場合は、全体に光が行き渡るようにして下さい。照射時間だけでなく、植物との距離、角度なども大きく影響します。
照明自体にタイマーが付いているものもありますし、ついていないものは別途タイマーを使うことで、照射時間とON/OFFの自動設定もできます。

 

 

 

育成ライトへ

 

 

 

水耕栽培用の肥料は土耕栽培用の肥料と違うのか?

 

水耕栽培用の肥料と、土耕栽培用の肥料は、別物です。
水耕栽培は水だけでなく、液体肥料を加えて育てることが重要です。
土耕栽培用の肥料を使って水耕栽培の野菜を育ててもうまく育ちません。
それはなぜなのか?簡単に説明していきます。

 


目次

1、水耕栽培用肥料と土耕栽培用肥料の違いについて

2、水耕栽培に土耕用の肥料を使ってもいいのか?

3、土耕栽培に水耕用の肥料を使ってもいいのか?


 

水耕栽培用肥料と土耕栽培用肥料の違いについて

 

土耕栽培の場合:
土自体にはある程度の栄養素が含まれており、作物によって必要な栄養素を肥料で補って成長します。

水耕栽培の場合:
水耕栽培は、土を使わずに水で植物を栽培します。しかし、水にはほとんど栄養素が含まれていません。 つまり、水耕栽培の場合は、成長に不可欠な要素は全て肥料から得ます。

そのため、土耕栽培用の肥料で水耕栽培をする場合、栄養素が不足する可能性があるため、きちんと使い分ける必要があるのです。

※スプラウト栽培の場合は、特に肥料は必要ありません。水だけで十分に育ちます。

 

 

水耕栽培に土耕栽培用の肥料を使ってもいいのか?

 

先程述べたように、水耕栽培と土耕栽培との肥料は、成分が全く異なります。

水耕栽培では、植物の成長に必要な栄養は全て肥料から得るので、土耕栽培用の肥料では植物が成長するには成分が不足してしまいます。
植物が成長するには、N(窒素) P(リン酸) K(カリ)  + 微量元素 のバランスが必要です。
例えば、土耕栽培用の肥料を使って水耕栽培で植物を育てると、育つための栄養成分が崩れるのでうまく育ちません。そのため、水耕栽培は水耕栽培用の肥料をきちんと使う必要があるのです。

 

土耕栽培に水耕栽培用の肥料を使ってもいいのか?

 

逆に、土耕栽培で水耕栽培用の肥料を使うことは大変効果的です。
日常使いではなく、週に一度の追肥などで使います。
植物が成長する過程で、土の栄養も満点ではなくなってくるので、追肥するのが一般的な土耕栽培の流れです。
その追肥で、栄養バランスのとれた水耕栽培用の肥料を使うことで、植物の成長効果が高くなるという実績があります。

【水耕栽培用の肥料を土耕栽培に使う場合の注意点】
水耕栽培で使うそのまま希釈倍率では与えることは基本的にNGです。
水耕栽培よりも2倍ほどに薄めた倍率で与えましょう。
肥料は「濃ければ良く育つ」という訳ではありません。植物も生き物です。濃すぎると、栄養過多で枯れたり他の症状がでてしまいますので、肥料濃度は「濃いよりも薄め」に使って、野菜の様子を見ながら与えることがポイントです。

もちろん、元気のなくなった観葉植物にも効果的です。
観葉植物にも薄めの希釈倍率で与えてみてください。
緑濃くシャンと育つことが期待できます。私たちの事務所の観葉植物でも実証済みです。
弊社の肥料「おうちのやさい」は、水耕栽培用の肥料として販売していますが、土耕栽培、観葉植物など、あらゆる作物にお使いいただける肥料ですので、ぜひお試しください♪