水耕栽培 種の有効期限のおはなし

家庭菜園を始めようと種を買ってきたはいいけど、こんな経験ありませんか?種まきの後、種が余ってしまい、とても使いきれない。捨てるのももったいないし、、、有効期限を過ぎてしまうけど、来年まいても発芽するのだろうか。
あるいは、有効期限なんて気にしてなかったんだけど、そもそもどういう意味なんだろう?他にも、種の袋を見ると発芽率って書いてあるけど、発芽率って何?今回は、そんな素朴な疑問にお答えするために、種の有効期限についてご説明します。


目次

1. 種の有効期限と発芽率について

2. 種の劣化を防ぐ管理をしましょう


種の有効期限と発芽率について

◆ 種の有効期限とは?

適正な条件下で種子を保管した時に、一定の発芽率を保証する期限のことです。種苗法では発芽検査から1年間と定められています。

 

◆発芽率とは?

規定の検査条件下で発芽する率を記載しています。80%という表記なら、有効期限内であれば、80%以上の発芽を保証するということです。

 

◆有効期限を過ぎたらどうなる?

有効期限を過ぎたからといって、急激に発芽率が下がるわけではなく、時間の経過とともに、少しずつ下がっていきます。

 

とはいえ、適切に管理することで、そのカーブを緩やかにすることができますので、有効期限を過ぎても、ある程度の期間ならきちんと発芽します。

種の劣化を防ぐ管理をしましょう

 

◆種の劣化を防ぐポイントは?

種は、水分や温度、光など、発芽に必要な環境が整うと発芽します。逆にいうと、それらを避けることで種の劣化を防ぐことができますので、シンプルに考えて大丈夫です。

 

◆冷暗所に保管する

種を長持ちさせるためには、乾燥剤を入れた容器に密閉して、温度変化の少ない冷暗所に保管するとよいでしょう。

 

そうして適切に管理すれば、有効期限を過ぎたとしても、ある程度の発芽は見込めますので、次回の種まきに活用できます。

 

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