サニーレタスの水耕栽培する魅力と育てるコツ

水耕栽培は、土を使わずに植物を栽培する方法として、ますます人気が高まっています。
その中でも、サニーレタスは比較的栽培の初心者でも育てやすく、色んなシーンで活用できることから、特に人気のある野菜です。
サニーレタスは、新鮮なサラダやサンドイッチの具材として利用できますし、栄養価も高く、自宅で簡単に栽培できる野菜です。

この記事では、サニーレタスの魅力と水耕栽培のコツについて詳しく説明していきます。


目次

1.サニーレタスの特徴

2.サニーレタスを水耕栽培するメリット

3.水耕栽培でサニーレタスを育てるためのコツ


サニーレタスの特徴

彩りが豊か

サニーレタスは美しい鮮やかな緑色をしており、サラダなどに入れることで食卓に彩りを加えてくれます。

甘みとシャキシャキ感

サニーレタスは甘みがあり、同時にシャキシャキとした食感があります。収穫したてのサニーレタスは特にみずみずしく食感を楽しむことができます。

栄養価が豊富

サニーレタスはビタミンA、ビタミンK、葉酸、鉄分などの栄養素が豊富に含まれており、健康的な食事に適しています。

生育が早い

サニーレタスは比較的早く成長するため、収穫までの時間が短くて済みます。水耕栽培では、約1か月程度で収穫できるので、市販品を買う必要もなくなります。

サニーレタスを水耕栽培するメリット

サニーレタスにも適した栽培方法です。水耕栽培でサニーレタスを栽培するメリットをお伝えします!

1.土づくりや管理する必要がない

水耕栽培は土を使用しないため、土づくりや管理をする必要がなく、初心者でもチャレンジしやすいです。

2.害虫や病気のリスクが低い

水耕栽培では土からの害虫や病気の感染リスクが低いため、農薬を使用する必要がありません。

3.室内栽培が可能

水耕栽培は屋内でも行えるため、季節や気象に左右されず、一年中サニーレタスを育てることができます。

室内で育てるときにおすすめの植物育成ライトはこちら

容器(キット)

サニーレタスを水耕栽培するためには、容器が必要です。容器は、園芸店で売っているような容器や、それらを工夫して自作キットも作ることができます。水耕栽培に適したキットは当店でも多数取り扱っていますので下記のリンクをご覧ください。

水耕栽培キット一覧はこちら

培地

種を植えて育てるところを培地といいます。
植物を支える土台となり水分の吸収を助ける役割があります。

水耕栽培の場合スポンジの培地やハイドロボールが一般的です

スポンジ培地は、家庭用のスポンジを切って作ることも可能ですが、
できれば、ある程度の厚みのあるものがおすすめです。
当店では最初から切れ目の入っている水耕栽培専用の培地も販売しています。

スポンジ培地はこちら

水と液体肥料

水と液体肥料を混ぜた養液を作り、植物が必要とする栄養分を適切に供給しましょう。
定期的な水交換を行い、水の循環が滞らないように配慮しましょう。
液体肥料にも色んな種類があり、花や植物に向いている肥料もあれば、野菜を育てるのに特化したものもあります。肥料によっても味や食感が変わってきますので、ぜひ色々と試してください。
初心者の方はお手軽に使える「1液式の液体肥料」がおススメです。

一液式の液体肥料はこちら

十分な光

サニーレタスは日光を好みますが、十分な日光を確保できない場合は、植物育成LEDライトなどの追加の照明を使用して植物に必要な光を提供しましょう。
お野菜が元気のない場合、光を当てると元気になるケースが良く見受けられます。

植物育成LEDはこちら

温度と湿度

サニーレタスは比較的涼しい環境で育つのが理想的です。
適切な温度と湿度を維持するために、適切な通風を行い、湿度を調整しましょう。

密植を避ける

植物が成長する際、十分なスペースを確保しましょう。密植は風通しが悪くなり、光が十分当たらないため、病気のリスクを高めます。

病害虫対策

水耕栽培ですので、比較的発生しにくいですが、害虫や病気の早期発見に注意を払いましょう。
必要に応じて適切な対策を講じてください。

水耕栽培Q&Aページはこちら

収穫のタイミング

サニーレタスの収穫は、葉がまだ若いうちに行うのが最良です。
葉が大きくなりすぎると、食感が硬くなることがあります。
目安としては、約3週間~1か月程度です。

まとめ

新鮮なサニーレタスを水耕栽培で育ててみたくなったでしょうか?
自分で育てた野菜を自分で食べるとまた格別です!

この記事を読んで興味を持っていただいた方はぜひ挑戦してみてください。
水耕栽培店エコゲリラでは水耕栽培の栽培方法やおすすめグッズの紹介を行っていますので、ぜひ他の記事もご覧になってくださいね。

冬の季節でも挑戦!水耕栽培の温度管理と日照不足対策、おすすめ冬野菜

水耕栽培は、室内で手軽に行えることから、多くの人に支持されています。しかし、冬季になると気温が下がり、日照時間も短くなるため、「水耕栽培は冬には難しいのでは?」という疑問が生まれることもあります。
そこで今回は、「冬の水耕栽培」をテーマに、温度や日照不足の解決策だけでなく、冬の栽培におすすめの野菜も含めて紹介します。

 


目次

1.水耕栽培は冬でも可能!でも気をつけることは…

2.温度管理の工夫

3.日照不足への対策

4.冬の水耕栽培に最適な野菜

5.冬でも水耕栽培を楽しむためのポイントまとめ


 

水耕栽培は冬でも可能!でも気をつけることは…

室内での水耕栽培は冬でも十分可能です。ただし、植物の成長には日光と適切な気温が欠かせません。冬は外気温が低く、曇りや雪が続くことがあるため、これらの条件に注意が必要です。 低温や日照不足だと、発芽が遅れたり、根の吸収力が弱まり、成長が遅れる可能性があります。冬の水耕栽培を成功させるためには、日光と温度管理に特に気を配る必要があります。

温度管理の工夫

温度管理は基本的には暖房を使用して室温を保つことがポイントです。ただし、深夜に暖房を切る場合は、植物が冷えないように周囲を段ボールで覆ったり、保温マットを活用したりすると良いでしょう。
さらに、植物のプランターの下に園芸用の保温マットを敷く方法もあります。これにより一定の温度を保ち、深夜の寒さにも対応できます。
冷たい水道水を使う際は、やや温めてから補充すると植物へのストレスを軽減できます。養液を温めるヒーターも効果的です。
基本的には、私たち人間が過ごしやすい環境が植物にとっても過ごしやすい環境であると考えていただければ大丈夫です。

 

日照不足への対策

温度管理は暖房や保温マットで調整できますが、日照不足が課題です。天気が悪い日が続くと、植物に十分な日光が届かない可能性があります。 この問題に対処するためには、LEDライトがおすすめです。
植物育成用のLEDライトは、エネルギー効率や光の波長が栽培に適しているので、 できるだけ植物に適したものを選びましょう。
毎日8〜10時間、植物にLEDライトを当てることで、曇りや雨の日でも安定した光環境を提供できます。 光の管理が面倒という方はタイマーもありますので当店のECサイトからご確認ください。

 

冬の水耕栽培に最適な野菜

温度管理と日照不足の対策が整ったら、冬の水耕栽培に適した野菜を選びましょう。以下はおすすめの野菜です。

パセリ
適温は15〜20℃ですが、耐暑性・耐寒性に優れているので、一年中栽培可能です。前回のブログでも栽培方法を記載しましので是非そちらもご確認ください。
»有機種子 パセリ はコチラ

 

豆苗
スーパーで購入した豆苗を使って手軽に水耕栽培ができますし、種から育てても比較的簡単に育成ができます。茎と根を水に浸しておくだけで、1週間〜10日で再び収穫可能です。15℃〜20℃の室内での育成が理想的です。炒めるだけで美味しい豆苗を育ててみませんか?
»有機種子 青えんどう豆 豆苗 スプラウト はコチラ

水菜
サラダや鍋に最適な水菜も水耕栽培できる野菜の一つです。発芽率も高いため、初心者の方にもおすすめです。これからの季節、お鍋に最適なシャキシャキの水菜を育ててみませんか?
»有機種子 水菜 はコチラ

小松菜
一般的には土で育つ小松菜も、水耕栽培で手軽に育てることができます。20℃〜30℃の室内が適切で、寒冷時には温度管理が必要です。栄養たっぷりの小松菜を是非育ててみて下さい!
»自然栽培の種 小松菜 はコチラ

 

冬でも水耕栽培を楽しむためのポイントまとめ

寒い季節でも、適切な温度管理と日照不足対策を施せば、水耕栽培を楽しむことができます。
暖房や保温マットを利用して室温を保ち、LEDライトで日照不足を補完すると、植物は健康な状態を維持します。 寒冷な季節でも、上記のポイントを踏まえて水耕栽培を楽しんでみてください!
水耕栽培は季節を問わず楽しめる趣味であり、冬でも新鮮な野菜を手軽に栽培できます。 是非、冬の水耕栽培に挑戦してみてくださいね!

ミニトマトを冬に育てたい!!そんなチャレンジャーはいませんか?

季節は冬。一般的には夏のイメージが強いと思われるミニトマトをふいに育ててみたい!!という衝動に駆られた方へお届けする今回の記事。ミニトマトを冬に育てる際に気を付けたい忘備録。スーパーに行けば手軽に購入できるミニトマト。どうしても自分で栽培したいと思い立ったあなた様は勇者かもしれません。成功のお手伝いが出来ればと思い、経験をもとに注意点を残したいと思います。


目次

1.トマトを冬に育てるならミニトマト。

2.ミニトマトを育てるのに必要な4つの注意点。

3.冬にトマトの栽培を成功させる方法・まとめ。


トマトを冬に育てたいなら迷わずミニトマト。

ミニトマトを含めトマトといえば夏!!というイメージを強く持つのはわたしだけでしょうか?正確には実際にミニトマトを冬に栽培する前までのイメージでした。調べてみるとトマトは夏によく栽培されるのは事実です。家庭菜園に関する情報をSNSなどで発信されていらっしゃる方々のコンテンツの量からもミニトマトがいかに人気があるかが分かります。

それが、夏も終わりに近づくにつれてミニトマトの情報もSNSからも自然と姿を消すことになるのが自然といえば自然なのでしょうか……

なんでも調べないと気が済まない性格の私はいろいろトマトに関して調べているうちに一説ではトマトの旬の時期について春先や秋口から初冬にかけてなどという情報に遭遇することになりかえって情報に振り回される結果、混乱してしまうという経験をいたしました。そこで、実際に栽培してみよう!!ということになり挑戦した経験。

気になったら自分で調べる。調べた結果、迷ったらまず実行ということでチャレンジした時の経験談です。

最初に注意したいことはといえば、トマトはトマトでも大玉は避け、ミニトマトを栽培する!!ということです。トマトは本来寒さに弱いため、冬にトマトを栽培する前提として温度管理のできる環境が必要です。

家庭菜園で温度管理ができる環境!?そんな大それた設備が必要なのか!?というご心配には及びません。室内で水耕栽培で育てることが出来るからです。そして、水耕栽培で育てる際には大玉のトマトではなく、比較的家庭菜園でも育てやすいミニトマトを選択する!!これが大事ですね。

冬にトマトを育てる。成功に必要な4つの注意点。

そうそう、こちらの記事はあくまでも私の経験談。ということで大玉トマトの栽培が不可能という意味ではありません。ただ私が大玉トマトを栽培していないのが大玉トマトの栽培について言及しない理由です。

ミニトマトの栽培は温度管理に注意しましょう!日中は20℃は維持したい。

さて、ミニトマトの栽培を成功させるのに最も大事な条件の一つ。温度管理。余談ですが、寒い冬でもスーパーでは美味しそうなミニトマトを手軽に購入することが出来るのですが、それはミニトマトの栽培農家さんがハウス栽培によって温度管理をしっかりしているからですね……

ということで、規模が小さい家庭菜園でもミニトマトを上手に育てるためには温度管理に注意しましょう。

日中は20℃程度をキープして、夜でも10℃を下回らないように注意する。この点は同居している家族がいる人などは、トマトのためにとは言わず、あったかくして過ごしてね!!とやさしく話しかけるだけで実現しますね。

本来、トマトの生育に最適な温度は25℃といわれていることからすると最低でも20℃は保ちたいということです。

ミニトマトの栽培には日当たりを保ちましょう。

夏場にも自宅のベランダでミニトマトを育てる際に気を付けたのが日当たりの良い場所をいかにキープするかということでした。ミニトマトは日光を必要としますが、これは盛んな光合成のために必要な条件ですね。

冬場のミニトマト栽培に適した室内のポイントとしてはずばり窓際一択でしょう。すこしでも日光が当たるように適切なポイントを選びましょう。

 

どうしても日当たりを確保できない場合にはLEDライトが強力にサポートしてくれるはずですね!!

ミニトマトの花が咲いても実がつかない場合は人工授粉を……

基本的に室内で水耕栽培に取りくむ際には、特にミニトマトのためを言うわけではなく、ある程度の風通しを意識します。ということで、このある程度の風の通りによって受粉に役立つ虫はいなくても受粉はできると思います。

それでも実がつかないということになると人工的に受粉を促す必要があるかもしれません。しかし、特別な技術が必要ということではなく、花を触って花粉を出すようにするという簡単な手法です。これも栽培に先立ちいろいろ調べているときに出合ったありがたい情報でした。

冬にミニトマトを栽培する際は種から育てます。

夏場であればホームセンターや植物専門店、花屋さんなどいたるところでミニトマトの苗が比較的安価で販売されているので入手も容易だと思いますが、冬場は家庭菜園でのニーズが無いのが原因でしょうが苗はありません。見たことがありません。ということで種から育てることになります。

ミニトマト種一覧の販売ページ(有機種子)

お野菜を種から育てるというのも発芽から観察も出来ますし楽しい工程ですよ。

冬にトマトの栽培を成功させる方法・まとめ。

冬にトマトを上手に育てるために必要なポイントについて紹介してきましたが、大事なのは温度管理と日照環境と必要に応じた人工授粉に種の購入という内容にまとめることができると思います。

最初は本当に家庭菜園のような規模でも冬に育つのかなぁと思いながら取り組んだのですが……チャレンジされるといろんなところで小さな驚きに遭遇します。ぜひそのような小さな感動を楽しんで参りましょう。

 

初心者が家庭菜園で8月に植える野菜を選ぶときに注意したい生育適温

家庭菜園でお野菜を育てようと思いついたとき、今は便利なYouTubeなどの動画系の情報で学ぶ機会が増えていると思います。そこで、【〇月に初心者が植えるのにおすすめのお野菜】といったテーマで紹介されているお野菜のタネを買い求めせっせと栽培に取り掛かるがなかなかうまく育たないということはありませんか!?今回は8月に初心者が植えるのにおすすめのお野菜を選ぶ際に注意して頂きたい生育適温について紹介します。


目次

1.プロの農家の方が紹介されているお野菜が上手く育たないのはなぜ!?

2.家庭菜園を楽しまれる方で特に人気の高い8月に紹介されるお野菜の生育適温について

3.より簡単に栽培が可能な水耕栽培キットのご提案について


プロの農家の方が紹介されているお野菜が上手く育たないのはなぜ!?

8月といえば夏野菜の収穫も佳境をむかえ、特に人気の高いミニトマトやキュウリにナスなど果菜のお野菜の出来に満足されていらっしゃる方、また来年頑張ろうと決意を新たにされていらっしゃる方、さまざまだと思います。

そして、ちょうど夏野菜の収穫量も落ちついてくると次は何を作ろう、何を栽培しようという思いが浮かぶと思います。そうすると現代はめちゃくちゃ便利でしてすぐにYouTubeなどで栽培次期を入力してその時期に栽培するのにおすすめのお野菜は何だろう!?と検索して情報を仕入れることができます。

わたしも家庭菜園初心者のころは気づかなかったのですが、何年も家庭菜園だけでなく本業として農業に従事されていらっしゃる方々の情報をもとに栽培しようと試みるもなかなかうまく育ってくれない……なんてことがしょっちゅうありました。そして、そのうまく栽培できなかった時の原因の一つに今回ご紹介する生育適温という情報があったのです。

これは例えば8月みたいに酷暑日が1週間2週間単位で続くような時期にその暑さに耐えうるお野菜の品種であるかどうか!?という観点をしっかりと押さえておく必要があるということです。

近年、天候を表現する際に異常気象という言葉がよく用いられます。今夏は最高気温が37度という日が何日も続くような状態です。このように40度近い高温の環境下でも栽培が可能なお野菜がいったいどのくらい存在するのでしょうか!?

ということで、市民農園などいった屋外での家庭菜園やマンションなどにお住まいでベランダ菜園を楽しんでいらっしゃる方は特にこの点に注意が必要ですね。

次項より具体的な8月に植える野菜で人気の高い品種の生育適温について紹介して参ります。

家庭菜園を楽しまれる方で特に人気の高い8月に紹介されるお野菜の生育適温について

ではさっそく、家庭菜園初心者のみなさんが8月に植える野菜を選ぶ際に注意して頂きたい人気のある野菜の生育適温について紹介して参ります。

白菜の発芽音吐と生育適温について

白菜は冬の鍋料理にはなくてはならないお野菜の一つですね。そこで、白菜はこの夏野菜の収穫期を終えたら栽培に向けて準備を進められる頻度の高いお野菜です。

白菜は種を蒔いて芽を出すのに適したいわゆる発芽適温は20℃から25℃です。そして、栽培するのに適した温度である発育適温は15℃から20℃です。この点を注意して栽培されると良いと思います。

小松菜の発芽温度と生育温度について

上のリンクは家庭菜園で常に人気の高い小松菜やほうれん草を水耕栽培で育てる手順や方法について紹介した記事です。ぜひご覧ください。

さて、小松菜は基本的に真夏と真冬をのぞけば年中栽培が可能なお野菜です。そして、発芽適温はこちらも20℃から25℃で発育適温は15℃から20℃です。

小松菜やほうれん草は移動が簡単な水耕栽培キットでの栽培が簡単で満足ただける収穫量を実現できると思います。

ほうれん草の発芽適温と生育適温について

ほうれん草の発芽適温は15℃から20℃、生育適温は15℃から25℃と幅があります。しかし、ほうれん草は特に暑さに弱いという点に注意が必要です。

二十日だいこん・ラディッシュの発芽適温ならびに生育適温について

ラディッシュも根強い人気のお野菜ですね。特に新鮮なラディッシュでサラダやマリネなどが個人的にはお気に入りです。

発芽適温は15℃から30℃、発育適温は15℃から20℃という内容です。

ラディッシュも水耕栽培で育てると簡単で楽しいのでお勧めです。

ニンジンの発芽適温と発育適温について

ニンジン、最近スーパーなどで値札を見ると特に高いお野菜の一つになってしまいましたね……そこで、家庭菜園で栽培できたらコスパの面でもとてもうれしい品種の一つだと思います。

ニンジンの発芽適温は15℃から25℃で生育適温は15℃から20℃です。ミニ人参だと水耕栽培でも行けると思いますので挑戦されてみてはいかがでしょうか!?

ネギの発芽適温と生育適温について

ネギは一度に大量に使うことは少ないのですが使用頻度はひじょうに高いのでこれも自分で栽培できたらとても便利なお野菜の一つですね。

ネギの発芽適温は15℃から25℃、発育適温は15℃から20℃の間が望ましいです。このネギも実は水耕栽培での栽培が楽しめますのでお勧めです。

水菜の発芽適温と生育適温について

水菜もスーパーのお野菜売り場に行けばいつでも棚にそろっているお野菜の一つですね。鍋にサラダに調理の用途が多い水菜は発芽適温と発育適温ともに15℃から25℃です。

水菜も水耕栽培で簡単にたくさんの収穫量が見込める人気のお野菜です。

より簡単に栽培が可能な水耕栽培キットのご提案について

ほうれん草 小松菜 水耕栽培

ベランダや室内でも気軽に多品種のお野菜の栽培が比較的簡単にまんぞくの収穫量を実現できるのが水耕栽培キットです。水耕栽培キットの購入代金として7000円前後発生しますが、キットを構成するボラ土は何度も何度も品種を変える都度水洗いをしていただければ何度も再利用できます。

特にレタスやほうれん草に小松菜などいわゆる葉物野菜の収穫量の満足度は折り紙付きです。また、水耕栽培は虫が付きにくいのも特徴の一つで、弊社では無農薬で栽培しています。

リピート率ナンバーワンの水耕栽培キットで自宅での家庭菜園を楽しんでみませんか!?

【家庭菜園】初心者は必見・日当たりが良くなくても育つ野菜の性質

家庭菜園 日当たりが悪い

家庭菜園で野菜が上手く育たないのが日当たりが悪いのが原因では!?とお考えの場合はちょっと立ち止まって野菜の特性として日当たりが良好であることが必須でなのか確認してみると良い場合があります。


目次

1.日当たりが悪く育たないということは陽性植物なんでしょうか!?

2.日当たりで変わってくる陽性植物と陰性植物、半陰性植物の違い

3.日当たり以外にも大事な野菜の生育温度の概要について


日当たりが悪く育たないということは陽性植物なんでしょうか!?

家庭菜園でお野菜を育てているが、思いのほかうまく成長しないと悩んでいるとき、もしかして日照不足、日当たりが悪いのが原因ではないか!?と考えたことはありませんか?
単純にすべての野菜は日当たりが良いのが元気に育つ必須の条件だと初心者の頃の私は思い込んでいました。
その頃は、野菜の特性として日照を好む「陽性植物」という言葉すら知りませんでした。陽性植物を知らないということはその逆の特性を持つ「陰性植物」や陽性植物と陰性植物の中間に位置する「半陰性植物」はもちろん知りませんでした。

最近、ブログやYouTube、インスタやツイッターなどのSNSで家庭菜園に関する投稿を目にする機会が増えました。
水耕栽培というかたちで野菜はじめ植物の栽培に携わっている私たちとしては家庭菜園に興味を持ち、取り組んでいる方が多く、そういった方々が年々増え続けていることはとてもうれしい限りです。

ですが、身近に家庭菜園に限らず植物を育てている師匠的な人がいないために、ちょっとうまく行かないということでやめてしまう方がいらっしゃるという残念な話も一方ではあります。

そういう私も、今でこそお野菜の栽培に関し少しは知識もため込んで家庭菜園を始めた当時に比べて、失敗もかなり減少しつつあるのですが、「うまく行かないことが次のチャレンジへの活力」というように考えることができるようになるまでは、それなりに紆余曲折もあり時間も必要でした。

今回も前置きが長くなってしまって恐縮ですが、本稿ではズバリ家庭菜園で日当たりが悪くても元気に育つ野菜を紹介して、それぞれの野菜の特性までご紹介していきたいと思います。

日当たりで変わってくる陽性植物と陰性植物、半陰性植物の違い

繰り返しになりますが、家庭菜園に取りくみはじめの初心者のころは思い込みで対応していた自分の反省を込めて、全ての植物(野菜)が日当たりの良さを必要とし求めているわけではないということをお伝えしておきたいと思います。

これを知らずにベランダ菜園で、より日当たりの良い場所を選んで栽培していたレタスが全滅したイタイ経験をせずに済む方が増えればと思います。日当たりだけでなく気温の影響も考慮に入れる必要があります。

日光・日当たりの良い場所や環境を好む陽性植物について

陽性植物の特性としては、直射日光を大体6時間ほど浴びることができる環境が好ましいとされています。

この日光を好む野菜の代表例がナスやピーマン、トマトにキュウリなどの夏野菜と呼ばれる一群です。
注意が必要なポイントとして、これらの陽性植物は日当たり、日光が必須要件でございまして、このような環境でないと育てること自体ができません。

直射日光の当たらない日影や半日陰を好む陰性植物について

陽性植物と反対の性質をもつ陰性植物ですが、これらの植物の特性としては直射日光が苦手であり、大体1日に1時間から2時間という日照時間でも育つことができるという特性があります。

セリや三つ葉にクレソン、シソやニラが代表的な陰性植物です。

他にも青シソ、フキ、ミョウガなどがあります。

陽性植物と陰性植物の中間に位置する半陰性植物について

半陰性植物については、木漏れ日程度の日光があれば十分に育つことができる植物の総称であり、直射日光であれば午前中や午後といったように4時間前後の日照時間でも十分に育つことができます。

ホウレンソウに小松菜やレタス、春菊やパセリやネギなどなどが半陰性植物として紹介されています。

日当たりが悪い部屋やベランダで植物を育成している方は下記の植物育成ライトをご使用ください。

現在、おすすめなのは「おやさいライト」です!
美味しいお野菜を育てるために開発された優れモノ!

「お野菜ライト」説明動画

日当たり以外にも大事な野菜の生育温度の概要について

お野菜が元気に生長する要件として、日照環境と同じかそれ以上に大事になって来るのが生育温度です。

お野菜に旬という概念があるようにそれぞれの品種により高温を好む野菜もあれば寒冷な環境を好む野菜もあります。

これは四季が存在する日本だからこそ特に感じることができる条件だと思います。これらの諸条件を念頭に栽培計画を立てていくとこんなはずじゃなかったということも減っていくのではないでしょうか!?

最後に、水耕栽培専門店のエコゲリラ!!水耕栽培にご興味のある方はこちらからご確認ください。

 

【家庭菜園】オクラの実や茎についている透明の粒は何か病気だろうか

オクラの透明な粒

代表的な夏野菜のひとつ、オクラ。弊社のベランダで水耕栽培専用キットで栽培していると、思いのほかたくましく育っています。最近、気になるのがオクラの茎や実の部分に付いている透明がかった粒のようなもの、それからオクラの実の部分に発生した斑点のような模様。これらが何なのか!?しっかりと調べてみたいと思います。


目次

1.オクラの茎や実の部分に付いている粒のようなものは何かの病気なのだろうか

2.オクラの実に発生した黒っぽい斑点のような模様の正体は何だろう


オクラの茎や実の部分についている粒のようなものは何かの病気だろうか!?

約2か月前のちょうど春先のころ、エコゲリラ自慢の水耕栽培キット、おうちのやさい菜園キットでオクラのタネを蒔き栽培をはじめました。

最初はなかなか目を出してくれなかったオクラですが、今でのあの自分のスローな成長速度が何だったのか!?と思うほどぐんぐんと成長しています。

福岡市の中心部のまわりを高いマンションに囲まれた環境でこのように元気よく育ち続けるオクラや他の家庭菜園の野菜を見ていると、無いに越したことはないのですが、将来的にもしも食糧難・食糧危機といった状況に見舞われることがあったとしても……と勇気が湧いてきます。

オクラの茎や実、葉っぱについている透明な粒の正体はムチン!!

さて、前置きが長くなりましたが、今では何日かごとに収穫ができるまでに成長したオクラの茎や実の部分に透明な粒が目立つようになってきました。基本的におうちのやさい菜園キットという水耕栽培のセットは根っこが張っているボラ土のなかに液体肥料がたまるように設計されているので、葉っぱや茎の部分には特に水をかける以外、水滴がつくはずもありません。なのにナゼ……

透明っぽい粒といっても明らかに水滴とも違うような物質です。調べてみるとムチンという糖の成分であることが分かりました。ということで、病気でもなんでもないので一安心です。

オクラに透明な粒、ムチンが発生するメカニズムはどうなっているのでしょう

先ほどからムチンという言葉を使っていますが、このムチンなる物質の正体はオクラ特有のネバネバした糖たんぱく質ということが判明しました。

この糖たんぱく質はもちろんオクラの実を食するときにも出てきますが、実の部分だけに存在するのではなく、オクラの葉っぱの裏や茎の部分、オクラという野菜全体に成分として存在しているのではないかと思います。

それが実が付くまでに成長したオクラの茎や葉の部分からも分泌されるという仕組みではないかと考えられます。

いずれにしても無害ということで一安心です。

オクラの実に発生した黒っぽい斑点のような模様の正体はなんだろう!?

続いて、オクラの収穫を開始しはじめたある日、オクラの実に白っぽいものや黒っぽい斑点のような模様があることに気づきました。さらにはオクラの実の表面が何やらゴツゴツ、デコボコしたような状態なのです。

そこでまずは白っぽかったり黒っぽい斑点のような模様について調べたところ、どうやら灰色カビ病なる症状のようだということで現在静観しています。

オクラ灰色カビ病

これらの症状が仮に灰色カビ病だったとしても、この症状も無害ということでオクラ自体は食べても問題ないということです。ただし、いくら無害で食べても問題ないということであっても、灰色カビ病という症状はそのまま放置しておくとどんどん他の部位にも感染が広がっていくというように説明書きにありましたので、早々に収穫しております。

また、オクラの実の表面のゴツゴツした感じで変形ではないのでしょうが一般的なオクラのあのシュッとした感じと比べ違和感をかんじる外観についてもいろいろと調べてみるとこちらはどうやら日照不足が原因である可能性が高いということで現状は経過を見守っています。

日照不足が原因であればLEDライトで光を照らすことでどうだろうかとも思ったのですが、ビルのベランダにおいてこれまで日光により育ててきましたので、水耕栽培キットの向きを適宜変えるなどして対応できないかと模索中です。

家庭菜園では、栽培する品種が問題なく育ちなんの問題もなく収穫に至る、これはこれで楽しく充実した気分に浸ることができるのですが、毎回毎回、何の問題もなく収穫に至るというケースもそう多くはありません。

タネを蒔き、芽が出て成長し収穫にいたる途中で何らかの病気に罹ったのではないだろうか!?というシーンに遭遇することもしばしばです。そのような問題に遭遇するたびに最初の頃はなんでうまく行かないのだろうか!?という発想になっていました。が、今では不思議とそのような状況すら以前のような苦労もなくむしろ楽しんでいるのではないかと思うことが少しづつ増えてきたように思います。

水耕栽培は露地栽培と比較してどうこうということではないのですが、とっかかりとしては難易度も低いのではないかとやってみて率直に感じます。なによりもお野菜だけでなく、観葉植物でも果物でも育てるという取り組みの過程で植物からエネルギーをもらえる感じがして素敵なことだと思います。ぜひ、水耕栽培に興味を持っていただいた方が実際に栽培に取りくまれることを願っています。

【家庭菜園】ミニトマトやピーマンのしりぐされの原因と対策について

ミニトマトしりぐされ病

家庭菜園でミニトマトやピーマンなど、実のなる野菜を栽培していると、野菜の実の先端の部分が黒くなっていることがあります。これをしりぐされ病といいますが、今回はこの果菜に発生しがちなしりぐされ病の原因と対策について簡単に分かりやすくお届けします。


目次

1.トマトやピーマンに発生するしりぐされ病の原因について

2.しりぐされ病を防ぐには!?その対策方法について


トマトやピーマンに発生するしりぐされ病の原因について

弊社、エコゲリラのオフィス内で大切に大切に!?育てている家庭菜園のミニトマト。ある日、ミニトマトの成長のようすを眺めていると何やら黒い斑点のようなものをミニトマトの実の部分に発見しました。

早速そのミニトマトの実の状況から病気ではないか!?と考えしらべてみるとどうやらしりぐされ病の症状と合致しました。実の先端だと思っていたのがしりぐされ病ということはおしりの部分だったのか……と一部どうでも良いことを思いながら、どうしてそのような症状が発生したのか!!という本題を調べ始めると……

ミニトマトやピーマンなどにみられるしりぐされ病の原因はカルシウム不足が原因である!!ということが判明しました。

このしりぐされ病、最初はお野菜の実の部分や葉っぱの先の方にその症状が出てくるということなのですが、そのまま放置しておくと株全体がしりぐされ病の影響を受けることになるということなので、早速対策が必要です。

ミニトマトに発生したしりぐされ病の感染経路を考察する

現在、弊社オフィス内で栽培中のミニトマトは水耕栽培の手法により育てています。そして、しりぐされ病の原因について調べていると露地栽培・土耕栽培の手法を前提とした説明しか現状見つけることができていない状況です。

そしてそこにあるキーワードはカルシウム不足という文字。

土耕栽培の場合は、最初トマトの栽培に適した土を作る段階でカルシウム(石灰)やマグネシウム(苦土)などの石灰資材を土に混ぜて土のなかにカルシウムを満たしておく必要があるというもの。そして、苗を畑に定植する段階ではカルシウム豊富な土壌であったのが、雨などの外因により流れ出すなどして不足しがちになるという情報がありました。

そのような場合であればまたカルシウム不足を補うべく必要な石灰などを補ってやれば良いのだろうと思います。

ミニトマトを水耕栽培で育てている場合にもカルシウム不足は起こるのか!?

さて、露地栽培など土でトマトを栽培する場合に雨などの影響でカルシウムが土から流れ出て不足するという情報はすんなりと理解することができるのですが、そもそも水耕栽培は液体肥料で育てる栽培手法です。そして、液体肥料を準備する際にはその肥料の説明書きに従い適切な濃度に液体肥料を希釈(薄めて)対象のお野菜に与えることにしています。

それなのにカルシウムが不足することがあるのだろうか!?あるとすれば何が原因なのかますます気になって仕方がありません。

何とか原因究明の糸口をつかみたいと露地栽培におけるしりぐされの原因について書かれている情報を何度も読み返していると、土壌中に十分なカルシウムがあるにもかかわらずカルシウム不足を引き起こすことがあると書かれているのです。はて!?おやさいを育てる環境に必要なカルシウムが豊富にあるのに不足……どういうことなの!?と、じゃっかん混乱気味の状態でさらに読み進めていくと、十分なカルシウムがあるのに、ある環境条件によりカルシウムの吸収を抑制することがあるといった趣旨の内容でした。

抑制あれば吸収を拒むことなので、そうで確かに拒み続けることで不足するなぁと半ば強引に理解しました。

そして、そのカルシウム吸収を抑制する原因としては土が高温であることや、窒素・カリウム・塩類が多い場合が考えられるというものでした。

そこで早速、ミニトマトの栽培環境を観察し消去法的に液体肥料の濃度が適正であるか、再度EC値といって肥料の濃度を計測したところ標準値よりも若干ではありますが高めという結果でした。

ということで、今回のしりぐされ病の原因は液体肥料の濃度が濃すぎたことで李窒素やカリウムや塩類が高めだったという結論に至りました。

しりぐされ病を防ぐには!?その対策方法について

ここまで記してきた通り、しりぐされ病が発生する主な原因の一つにカルシウム不足というものがありました。

そして、水耕栽培で育てる場合は液体肥料の濃度が濃すぎることによりカルシウムは十分に存在しているのに、植物がカルシウムの吸収を抑制することにより不足することがあるということを押さえておく必要があると思います。

大事なのは、一旦しりぐされ病の症状が発生すると、その実は回復が見込めないので早急に摘み取り処分します。

水耕栽培ではいかに液体肥料の濃度を正確に保つことが重要であるか、改めて再認識させられました。過ぎたるは及ばざるがごとしです……

ところで、今回ご紹介しましたしりぐされ病は果菜と言いまして実のなる野菜にみられる症状ですが、同じような原因により葉物の野菜にも影響することがあります。これをチップバーンと呼んでいます。

葉物野菜の葉の表面部分が黒くなる症状、まさに黒という部分で共通していますね!!

もしも、しりぐされ病ではないか!?と思われる症状が発見されたらぜひ参考にしていただけますと幸いです。

【水耕栽培】水が腐る環境での野菜栽培は……酸素不足に注意せよ!!

家庭菜園における水耕栽培で万が一、水が腐るようなことがあれば……考えただけでも恐ろしいことですが解決策は酸素不足にならないように注意するというのが一番気を付けたいポイントです!!


目次

1.水耕栽培で水が腐ることがあれば、水中の酸素不足を疑ってみる

2.水が腐る前に水中の酸素が不足している環境ではまずうまく育たない


水耕栽培で水が腐ることがあれば、水中の酸素不足を疑ってみる

水耕栽培で用いる水、基本的には液体肥料を溶かした養液のことになりますが、こちらが腐ることはないかという問い合わせをいただくことが最近ありました。

養液はお野菜の生長に伴い、植物に吸収され消費されるため養液をためている部分の液体の分量は少しずつ減っていきます。もちろん養液がなくなってしまうと枯れる恐れがあるため適宜、追肥(不足分の液体肥料をたすこと)して養液不足を防ぐ必要があります。

一般的には上記のとおり、常に養液は時間の経過とともに減っていきますので長時間同じ状態で液体がとどまるということはなく、また常に減った分を追加していく過程で酸素も供給されていきます。

不必要に多めの液体肥料を供給しているといったことがない限り、適切なタイミングで追肥することになり、同時にこの追肥の過程で酸素も供給されることになります。

したがって、適切な栽培方法で水耕栽培に取りくんでいただければ特に水が腐るということはないのではないかと考えます。

こちらの記事に簡単ではありますが水耕栽培の仕組みについて紹介しています。以前から水耕栽培用の専用キットで泡がぷくぷく出てくるようなシステムが装備されているものもあったのですが、特にそのような器具もなくひじょうにシンプル且つ簡単にさまざまなお野菜の栽培が実現できる専用キットについても紹介していますので、ぜひご覧ください。

水耕栽培では水が腐る前にそのような環境ではまずお野菜が元気に育ちません

ここまでは、水耕栽培における水が腐ることを防ぐにはという観点で紹介して参りました。が、実は水耕栽培においては水が腐ることよりも酸素不足によるお野菜など植物の根腐れがコワいのであります。

水耕栽培に限らず水が腐る際には悪臭を放つなど発見にいたる情報に触れる機会があります。しかし、夏場になりどんどん気温も高くなっていくにともない家庭菜園を水耕栽培でとりくんでいる方の中には、お野菜が何だか元気がないなぁと心配されてる方もいらっしゃるかと思います。

水耕栽培に取りくんで間もないころの私がそうだったのですが……当時はお野菜といいますか植物を育てるのが小学校の授業以来だったのでお野菜の栽培方法について記された書籍に目を通しながら光合成って懐かしいなぁ……といった感じで手法を学んでいました。

お野菜など植物の栽培と成長には酸素が必要なのは当たり前というように自分の中で前提はあるのですが、酸素不足に陥らないようにするためにはといった注意が欠けていたのです。

ここで今一度、おやさいの根っこや茎に葉っぱといった植物の構成部分について簡単におさらいをしてみましょう。

お野菜の根っこの部分の仕組みと役割について
  1. お野菜の根っこの部分は一番大事な部分であり、建物の礎のような存在
  2. 根っこから酸素を吸収し、二酸化炭素を排出する。
  3. 根っこから吸収した酸素と光合成で作り出されたでんぷんでエネルギーを作り出し、その力で植物の成長に欠かせない養分や水分を吸い上げる。
お野菜の茎の部分の仕組みと役割について
  1. お野菜の茎の部分は人体における血管のような役割を果たしています。
  2. 根っこから吸収された栄養分や水分を茎を通じて葉っぱや実、花などへ送り届ける役割を果たします。
  3. 光合成により作り出されたでんぷんを根っこに送る役割を果たします。このでんぷんが植物の成長に欠かせないエネルギーの材料の一つです。
お野菜の葉っぱの部分の仕組みと役割について
  1. 葉っぱの部分で光合成をする。根っこから吸収された水と日光と二酸化炭素の力による光合成により植物の成長に不可欠なでんぷんや酸素が作り出される。
  2. 気孔の部分から二酸化炭素を吸収し酸素を排出するなど呼吸をしています。それに光合成に必要な日光のエネルギーを受ける役割もありますので、人間でいうところの皮膚のような役割を担っていると言えるかもしれません。

このようにお野菜の各構成部分の仕組みと役割をかんたんに復習したところで、今回のお話で重要なポイントは根っこの部分が酸素不足にならないように注意が必要だということです。

以下に2枚の写真を添付します。これらの写真は同じ日に種まきを行い、水耕栽培専用キットへ定植するまでは同じ環境で育ててきた品種のミニトマトです。

こちらのミニトマトはいずれも根腐れといった症状はありませんが、よく見ていただくと片方のミニトマトにはすでにトマトの実が確認できるのに片方のミニトマトには未だに実を確認することができません。

こちら上に添付しています画像はミニトマトの根っこの部分に液体を撹拌したり酸素を送り込むための装置がついていない水耕栽培キットで栽培中のものです。そして、以下の写真は水耕栽培専用キットの装置としてぷくぷくと酸素を液体肥料の中へ送り込む器具が装備されています。

それだけが原因で片方は実がなり、片方には実がならないというと断言はできませんし、仮に成長に影響があるとしても酸素を根っこの部分に十分に供給できる方がより生長が促進されているだけかもしれません。

ここで紹介したかったのは、根っこの部分には十分な酸素の量が必要ではないか!?ということです。

特に実のなる野菜は、レタスやほうれん草に小松菜などの葉物の野菜に比べて成長する際にたくさんのエネルギーを必要としますし、その際には十分な酸素も必要になるということだと思います。

繰り返しになりますが、葉物の野菜はさほど気にすることもないと思います。しかし、夏場になるとどうしてもミニトマトやキュウリ、オクラにナスなど実のなる野菜の人気が例年高い傾向にあるので、これらのお野菜を水耕栽培で育ててみようとお考えの方にはぜひ参考にしていただけますと幸いです。

【簡単】水耕栽培のスポンジのカビ対策とおすすめのスポンジ!!対策は1つだけ!

水耕栽培の種まきや育苗の過程でスポンジをつかう際にカビが生えるので何とかならないかというご質問にお答えします。


目次

1.水耕栽培のスポンジのカビ対策はこれ一つ

2.水耕栽培でカビが好む繁殖の環境について

3.スポンジに発生するカビとは別にスポンジに発生する藻が気になる方は……


水耕栽培のスポンジのカビ対策はこれ1つ

季節は春、だんだんどころか一気に気温も上昇して5月なのに真夏日を記録する日もちらほらと出て参りました。家庭菜園ファンのみなさんはこの季節を特に待ち遠しかったのではないでしょうか!?

ホームセンターへ足を運ぶと夏野菜の人気者、ミニトマトやキュウリにナス、大葉にパセリにゴーヤなどなどところせましと苗や種が並べられて家庭菜園ファンのみなさんを歓迎しているようです。

さて、今回は家庭菜園を水耕栽培で楽しんでいらっしゃる方で特にご質問の多かったスポンジのカビ対策についてです。

弊社でも室内とベランダでいろんなお野菜の品種を実験もかねて栽培しておりますが、幸いに現状このスポンジにカビが発生するということがございません。

スポンジのカビ対策は……風通しと日当たりに注意しているのが答えです。

水耕栽培のスポンジでカビが好む繁殖の環境について

水耕栽培でスポンジにカビが発生する場合、その周りの環境を思い浮かべてみましょう。薄暗く、風通しのないどんよりしたような環境ではないでしょうか!?

これは水耕栽培のスポンジに限らず、カビが発生する環境というものは共通して

  • 薄暗く⇒光が当たらない
  • 風通しのない⇒空気が循環せずとどまっている

以上のような条件がそろっています。

じつは私も自宅で水耕栽培用キットで初めて野菜の栽培にチャレンジしたときにカビの発生に悩まされました。

専用の水耕栽培キットを使用していたにもかかわらず!!です。
そこで社内でこの当時の私にはハードルが高すぎる難問について相談すると社長から一言、

「換気と日当たりやね。」

とありがたいアドバイスを頂きました。正直、たったそれだけ!?とあっけにとられそうになったのですが……物ごとの押さえるべきポイントは意外とこのようなものなのだと思います。

私の場合はボラ土を使用した水耕栽培専用のキットでしたが、上からジャバジャバと水を注ぎカビを洗い流してそれまで室内で栽培していたものをベランダへと移動しました。以上、非常に簡単な対策でその後すくすくとお野菜は育ち家族で美味しくいただきました。

日ごろ、水耕栽培でいろんなお野菜を育てている場面を紹介しています。ぜひ励みになりますのでインスタのフォローをお願いします。

水耕栽培のスポンジに発生するカビではなく、藻の発生が気になる方は……

水耕栽培でお野菜を栽培する際には藻に慣れるしかなのではないかと個人的には思います。藻の発生が特段、水耕栽培による野菜の栽培に有害であるということであれば対策を講じる必要性がありますが、無害ということであればなおさらかなと思います。

 

それでも見た目が……ということでしたら上部別記事のリンクに一般的な対策ですがアルミホイルを用いた藻対策などを記しています。

以前、わたしも気になり水耕栽培における藻の発生と対策について記事を書いたことがあります。その時の感想として調べれば調べるほどネガティブな印象が薄れていきました。

あの水の中でふわふわ浮かんでいるのか漂っているのか、かわいいマリモも藻の仲間でありますし……それに以前の記事にも書いておりますが、藻が発生するということはその水耕栽培の培地が野菜はじめ植物の発育に適した環境であることを証明しているようなものです。

それでも、どうしても藻は見たくない!!といった場合には野菜の葉や茎以外の部分を完全に遮光する必要があります。なかなか困難ですね。

藻の発生に関する記事で、アカリーナという水耕栽培専用のキットのリンクを貼っていましたが、実際には藻が完全に発生しないかというと、根本のスポンジの部分に発生するというのが正しい回答です。家庭菜園用の水耕栽培キットで葉物の野菜を栽培するケースでは、葉が育つに伴い根元のスポンジの部分も育った葉でおおわれて目立たなくなるのでどうでしょうか!?といった感じです。

弊社内で日ごろ水耕栽培のさまざまなテストで使用しているのが以下のスポンジです。ぜひご検討いただけますと幸いです。

おすすめのスポンジ培地や家庭で使える水耕栽培キット、液体肥料等は下記のエコゲリラのリンクから購入できます。