【家庭菜園】初心者が知りたいキュウリの育て方のポイント

家庭菜園で栽培したい人気の品種でミニトマトと並び注目を集めるキュウリの育て方について初心者のみなさんから特に質問の多い内容を紹介します。


目次

1.キュウリを育てる場所について、畑でなくても栽培はできます

2.初心者が初めてキュウリを栽培する場合は苗が簡単

3.露地栽培やプランター栽培よりも簡単手軽に取り組める水耕栽培


キュウリを育てる場所について、畑でなくても栽培はできます。

家庭菜園でキュウリの栽培を予定している初心者の方からのご質問で特に多いと感じる内容が、キュウリは畑で育てるものという固定観念から始まる内容です。たしかにYouTubeなどの動画でキュウリの育て方について紹介されている背景がすごく立派な畑だったりするとそのような先入観が出来上がってしまうかもしれません。

結論的には畑でなくてもマンションやアパート住まいの方であればベランダでも栽培することも可能です。中には室内でキュウリを栽培されているかたも動画で拝見しました。

キュウリは陽性植物なので日当たりの良い場所で育てましょう

お野菜の品種によって、直射日光を好み日影では育たない陽性植物と日影を好む陰性植物や両者の中間に位置する半陰性植物があります。くわしくはリンク先をご覧ください。

この点、キュウリは陽性植物に属しますので、日当たりが悪いと育ちません。目安としては直射日光を少なくとも1日6時間程度は浴びることができる環境が望ましいと考えます。

キュウリは根が浅いので乾燥しないような環境への配慮が必要です。

キュウリを栽培してみて特に感じるポイントが、キュウリは水やりがとても大切だということでした。ミニトマトなど他の果菜と比較して根っこが深くまで伸びることがありませんので、基本的に根っこは浅いです。そのうえ、水を切らすことを特に嫌いますので水気が乾燥しないような対策が必要になります。露地栽培などでは根根っこの茎の部分をわらなどで覆い、乾燥対策を行ってらっしゃる方が多いように感じます。

初心者が初めてキュウリを栽培する場合は接木苗が簡単

キュウリの栽培に初めて挑戦される初心者の方であれば、まずは栽培に取り掛かり収穫というゴールで終わることを目標として進められた方がよろしいかと思います。これは私の経験談ですが、基本的に野菜に限らず植物を育てることは好きなのですが、特に野菜に関しては収穫の喜びが大事なように思います。そこで、栽培の過程でのハードルを上げることは基本的に避ける方が無難にゴールまで辿り着ける可能性は高いと思います。

そういった意味で、いかに病害虫対策を講じるかというのが大事なテーマになってくると思います。以下にくわしく説明します。

キュウリは病害虫に強い品種を選ぶと収穫までのゴールの可能性が上がります

キュウリの病気としてはベト病やうどんこ病が挙げられます。そして、このキュウリに発生しやすい病気に強い品種というのがあります。それがよしなりやフリーダムという品種ですね。他にもホームセンターなどへ実際に足を運び種の袋を見てみると○○に強い!!など、それぞれの品種のセールスポイントが分かりやすく表示されていますのでそういったところを確認されると良いかと思います。

キュウリは接木苗で育てた方がタネから育てるよりもラク

キュウリは接木苗で育てようといった感じでこれまで提案をかねて記してきましたが、そもそも接木苗とは!?と思われたと思います。

接木苗とは台木といいまして地中で根となる植物に穂木といいまして地上の植物となる部分を接木したものです。こちらの接木苗をおすすめしている理由も端的に病気や連作障害といったキュウリの栽培で特に注意したい問題への対策として心強いという点です。

繰り返しになりますが、初心者のうちは収穫というゴールを経験するという目標を優先的にとらえ、どうすればハードルを上げずに目標に到達できるかという観点が大事になってくると思います。

キュウリは露地栽培よりも手軽で簡単に始められる水耕栽培がおすすめ

ここまでご覧になられた方の中には、土についての説明が無いとお気づきになった方もいらっしゃると思います。冒頭のキュウリを栽培する環境、場所についての記述の際も土には触れておりませんでした。初心者の方に特におすすめしたいのが水耕栽培によるキュウリの栽培だからです。

これから家庭菜園に取りくもうとされる方の中で畑もすでにあってキュウリを栽培しようとされる方はけっこう少ないのではないかと思います。そのうえで、ベランダを活用してという場合にはこの土の管理がハードルを上げる大きなポイントになると考えています。土の管理ということは収穫の後にそのキュウリの栽培のために使用した土をどう処分するか?ということも含まれています。

リンク先のおうち野菜菜園キットをご覧いただきたいのですが、こちらはエコゲリラのオリジナル水耕栽培のスターターキットです。ボラ土を使って液体肥料でキュウリを育てるのですが、他にもミニトマトやゴーヤにナスなどの果菜もレタスや小松菜、ほうれん草などの葉物野菜も栽培のあと収穫後はボラ土を洗っていただくだけで何度でも再利用ができます。コスト面からもとても多くのご利用者様よりご支持を頂いております。

ぜひご検討いただき、皆さまのキュウリ栽培に活用して頂けますと幸いです。