ビニールハウスを活用した水耕栽培による植物工場

ビニールハウスをすでに所有されている方で、今後いかにそのビニールハウスを有効に活用すべきかというお悩みはありませんか!?これまでにも水耕栽培による植物工場を始めようとするお客さまよりご相談を頂く際に、広い畑などを活用するとなると水耕栽培専用の設備と同時にビニールハウスをどうするかという相談が多くありました。と同時に、すでにビニールハウスを所有されている方からも今後、すでに所有しているビニールハウスをいかに有効に活用していけるかという活用法についてのご相談があることに気づきました。


目次

1.ビニールハウスの有効活用で悩んだら水耕栽培をぜひ候補に!!

2.ビニールハウス栽培に向いているお野菜や果物の種類について

3.ビニールハウスで水耕栽培をはじめたい理由。


ビニールハウスの有効活用で悩んだら水耕栽培をぜひ選択肢の一つに!!

これまで1から水耕栽培による植物工場の企画をお考えの方向けのお話がメインでしたが、中には既にビニールハウスを所有していらっしゃるお客様からより効果的に有効にビニールハウスを活用するのに水耕栽培はどうだろうかというご質問もありました。

背景には年々高まる電気代や燃料費の高騰をはじめ、スーパーの店頭で高額で販売されている作物には栽培コストがそれなりに発生していてなかなか利益を確保するのも難しいといった事情があるということでした。

全体的に果物やお野菜も値上げが続いています。そんな中、消費者のお財布事情も変化していることがうかがえます。

そういった背景のもと、できるだけ初期投資を押さえてこれまでの栽培方法から水耕栽培に変更できないだろうかという模索の中でご相談を受けていました。これは、同じようなお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃるのではないかと感じたのがきっかけて本稿を記しています。

弊社では家庭菜園用から日々、農業に従事していらっしゃるプロの方向けの製品まで幅広く取り揃えています。そして、業務用も室内用が最近では人気がありますが、ビニールハウスを活用した室外用から企画販売を始めており、その歴史も実績もございます。この記事を読み進めていただければ、水耕栽培を活用したビニールハウスの有効活用のアイデアを広げていただけるのではと思います。

ビニールハウス栽培に向いているお野菜・果物の種類について

ビニールハウスを活用した栽培に適したお野菜や果物といえばさまざまな品種のなかでもイチゴが思い浮かぶのではないでしょうか。次いでミニトマトも人気ですが。何年か前に脱サラした方が短期でミニトマトのビニールハウス栽培により高収益を上げていらっしゃるという情報が情報番組や専門して取り上げられていたのを思いだします。他にもキュウリやナスにシシトウなどが注目を集めています。

ここまで紹介しているお野菜や果物は特に人気が高いという品種なのですが、ということはけっこう競争率も高いのかなと想像します。ビニールハウスで水耕栽培に挑戦されるのであれば葉物野菜がおすすめです。レタス類は栽培のために特別なスキルを求められるものでもなく、最初に取りくむ品種としては特におすすめです。

ビニールハウスで水耕栽培をはじめたい理由

ここで露地栽培など慣行栽培とくらべてビニールハウスでお野菜や果物を栽培するメリットや注意点を紹介します。

ビニールハウスで栽培するメリット3点

  1. 出荷時期を調整できる
  2. 天候の影響を気にせず作業ができる
  3. 病害虫からのリスクを防ぎやすい

まずは出荷時期を調整することが出来るというのはビニールハウスの大きな利点ですね。市場の動向を見ながら調整して品薄の時期を見計らって出荷することにより高収益につなげることが可能になるという考え方があります。

葉物野菜を栽培する場合にはハウス内の環境を整えることにより何週も栽培ができるので市場の動向をうかがいながらというよりも、安定して栽培ができるため収穫量と出荷量も安定するという点でしょう。

次いで、天候の影響を受けずに作業ができるというのも大きな利点だと思います。作業を計画的に進めることが出来るのはいろんな可能性が広がりますね。

ビニールハウスの場合は外部と完全に遮断とまではいかなくても仕切りがあるため、病害虫の被害を避けるための対策が立てやすく、リスクの軽減を期待することが出来ると考えられます。

ビニールハウス栽培における注意点・デメリットについて

  1. ビニールハウスの高額になりがちな初期投資
  2. 連作障害のリスク
  3. 電気・水道設備の整備

ビニールハウス栽培で特に注意が必要なのは何と言っても初期費用はじめ維持管理費の発生ではないでしょうか。メンテナンスを怠ると、ビニールハウスの使用年数も短くなることが予想されます。また、夏の時期の台風による倒壊のリスクもあります。

連作障害については、ビニールハウス栽培に限らず、慣行栽培でも起こりうることですが、水耕栽培の場合は収穫後、種まきから定植の間に露地を交換しますので心配はご無用です。

ただし、水耕栽培でより効果的にお野菜や果物を育てるためには最低限の必要設備として水道や電気の設備が求められます。

本稿は、これからビニールハウスを設置するという方というよりも、既にビニールハウスを所有していらっしゃる方の有効活用法についての内容ということもあり、すでにこの注意点やデメリットはご存じだと思います。

ビニールハウスの有効活用でどうしようかというお悩みがありましたらぜひ水耕栽培専用システムのアマテラスのリンクから情報を集めてください。水耕栽培に関する情報だけでなく、気が付けば知識も身に付く内容と好評です。

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これからビニールハウスを活用した水耕栽培をはじめようとご検討中の方向けにはビニールハウスもセットになった設備のご提案もございます。

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