植物工場の将来性と可能性が社会に認知され浸透しています。

植物工場の将来性を占う上でとても明るいニュースがあります。以前、植物工場の成功事例で紹介しました【都会のHATAKE】という都会のど真ん中で新鮮で安心安全な無農薬野菜を栽培し、安定かつ持続的に提供を続けるというユニークなコンセプト。このコンセプトを実現するGG.SUPPLYがさる2024年2月に開催された福岡県ITスタートアップビジネス大賞にて【大賞及び県知事賞】と【KBC】をW受賞致しました。さらに前進を進める水耕栽培による植物工場の可能性と将来性が評価された事例です。


目次

1.植物工場の将来性と可能性をさらに開拓していく起業マインド

2.植物工場の新しい形、都会のHATAKEを再考する

3.植物工場の将来性と可能性・まとめ


植物工場の将来性と可能性をさらに開拓していく起業マインド

水耕栽培専門店エコゲリラを展開するgreengreenの提唱する【都会のHTAKE】というコンセプトを実際に実現し多くの支持を受けつづけているGG.SUPPLYが福岡県ITスタートアップビジネス大賞にて【大賞及び県知事賞】と【KBC】をW受賞という快挙を果たしました。

植物工場と聞いてみなさんはどのようなイメージが浮かびますか!?工場というだけあって何となく無機質なイメージはないでしょうか!?外部から遮断された施設の中で栽培されるお野菜……

水耕栽培にはさまざまなイメージが付きまといますが、それは決して明るいものだけでなく挑戦の連続であったことが容易に想像できます。植物工場と水耕栽培の親和性の高さはこれまでにもいろんなところで発信していますが、それにもかかわらず植物工場の成功事例があまり身近に感じられなかったのには理由があったのです。

水耕栽培で育ったお野菜は美味しいの!?不味いというイメージ払しょくへの挑戦。

水耕栽培に取りくむ際に、まず挑戦する必要があったのが一般的な消費者の水耕栽培にたいするイメージをどのように好転させるか!!ということです。特にお野菜は土の畑でこそ育つものだという考えが根底にあると、水耕栽培で美味しい野菜が育つのか!?という疑問だ浮かぶでしょう。そして、見た目はたしかに野菜だけど本当に美味しいのかという疑問の数々……

対応策としては特別なものではなく、美味しくて無農薬の安心安全なお野菜を栽培して新鮮な状態で供給するという一連の流れをいかに実現するかという問題の解決に向けた日々の取り組みでした。こちらの取り組みが多くのリピーターの皆さまの評価として顕在化しているのが現状だと思います。

補助金に頼ることなくいかに持続可能なビジネスとして確立させていくか

植物工場に限らず、世の中にはさまざまな補助金が用意されています。決して補助金そのものを否定しているわけでも補助金を申請することを非難しているわけではありません。問題は植物工場の企画の段階でいつの間にか補助金の申請に合格することがゴールになる危険性なのです。

あくまでも新しい植物工場の形態である都会のHATAKEを持続的に運営していくためには消費者であるお客様の目線こそが大事であり、いかにお客様に満足して頂くかというのがもっとも大事な命題のひとつであるべきとの考えで取り組んできた結果、多くのリピーターの皆さまに評価して頂くまでに至ったというのが現状のようです。

そこには既存のシステムに一石を投じて企業の思いを開拓していく良い意味でのこだわりと頑固さが感じられますね。簡単なことではないと思いますが、新しい流れの先頭を進む起業家の醍醐味なのかも知れません。

植物工場の新しい形、都会のHATAKEを再考する

はじめて記事を読んで頂いていらっしゃる方からすると、都会のHATAKEってナニ!?という感想をまず抱かれるのではないかと思います。

これまでの慣行栽培のイメージとは異なり、都会のど真ん中の限られたスペースを活用することにより新鮮で無農薬の安心安全でもちろん美味しさにもこだわったお野菜を持続的に提供でする……というちょっと欲張りで本当にそんなことが出来るのか!?突っ込まれそうなコンセプトなのです。

こちらは欲張りすぎる都会のHATAKEを実現するための具体的な対策についてまとめられたものです。新鮮さという意味では一般に収穫からスーパーなどの店舗に並ぶまでに1週間から10日ほどと言われていますが、収穫から30分というのが都会のHATAKEです。美味しさの評価である味に関してはドレッシングを必要としない品質を追求しています。栄養も豊富で冷蔵庫であれば30日も保存が可能というポイントもリピータの皆さまに評価して頂いているようです。

植物工場の将来性と可能性・まとめ

栽培は専用工場で、そして流通系をを開拓してデパ地下やスーパーや八百屋さんで販売するという従来のビジネスモデルと異なり、生産から販売までを一つのパッケージとして実現するという都会のHATAKE。

植物工場は初期投資が高額で持続的な運営もハードルが高いというイメージがあるようですが、柔軟な発想と旺盛な行動力により可能性の扉を開き、社会的にも認知度を獲得していく新しい植物工場の将来性、今後の展開を想像するとき、ワクワク感が止まらないですね!!

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決して派手な企画を追求するのではなく、お客様目線を大切に取り組む姿勢が将来性も開拓している素敵な事例だと思います。