気軽に家庭菜園。水耕栽培の害虫対策について

水耕栽培できになる害虫対策についてお届けします。


目次

1.水耕栽培で注意したい害虫について

2.水耕栽培で遭遇する害虫の具体的な対策について

3.家庭菜園で害虫に遭遇しない方法について


水耕栽培で注意したい害虫について

基本的に水耕栽培は土で育てる土耕栽培にくらべて害虫に遭遇することは少ないように感じる。実際に水耕栽培でいろんな野菜を育てているがそうお目にかかったことはない。害虫に遭遇しないように注意していることはあるので、その注意点については後程ご紹介します。

まずは、水耕栽培で一般的に遭遇する害虫についてその種類と対策を記していきたいと思います。

水耕栽培の害虫ランキングで常にトップランナーとして君臨するハダニ

水耕栽培の中でも特に屋内で行う栽培ではハダニはとてもポピュラーな存在です。

ハダニの画像のリンクから確認して頂ければ、ハダニがついている植物の葉っぱも確認して頂けると思います。ハダニが付いている葉っぱには葉の表面に黄色っぽい点々が発生します。ハダニの大好物は植物の葉の液汁なんですね。葉っぱの裏側が主な住みかです。

ハダニの駆除の方法としてはニームオイルや除虫菊をスプレーで吹き付ける方法や、肉食のダニを放つなどという手法があるようです。除虫菊とは蚊取り線香の原料として使用される植物で、ニームオイルは東南アジアやインドで栽培される薬木のニームから抽出されるエキスのことです。いずれも農薬に頼らない害虫対策のアイテムとしてひそかに注目度が高くなっています。そして、ハダニに対抗して肉食のダニを放つという方法もあるようですね。水耕栽培の植物をハダニから守るという効果はさておき、虫の出現もご遠慮願いたいので肉食のダニは採用しがたいかなと個人的に思います。

水耕栽培で遭遇する可能性のあるハダニ以外の虫たち

・アブラムシ

アブラムシは水耕栽培以外でもけっこうポピュラーな虫ですね。アブラムシといえば菜の花をどうしても連想しがちです。たくさんのアブラムシとテントウムシという構図が思い浮かぶのは私だけでしょうか!?万が一アブラムシが発生した場合にはなるべく早めに手で取り除きましょう。テントウムシ位ならかわいいものですが、アリもアブラムシから発せられる甘い汁に集まる傾向があります。アリが集まりだしたらその後の対処がさらに大変になりますので、注意が必要だと思います。

・コナジラミ

水耕栽培、とくにミニトマトやきゅうりの栽培のさいに耳にするのがコナジラミ。幼虫から成虫まで植物の葉でアクティブに活動するコナジラミ。成虫には羽があり、大きさはおおよそ1ミリ程度。コナジラミが葉につくと白い点描が発生するので目にしたら要注意です。コナジラミ対策・駆除の方法としてはハエトリガミが最も効果的とされています。

家庭菜園(水耕栽培)で遭遇する害虫の具体的な対策について

水耕栽培での害虫対策で最も気を使っていること。それは清潔さを保つということです。ハダニやアブラムシ、コナジラミなどなどの虫たちをここまで紹介してきましたが、いずれの虫も水耕栽培で育てる植物から自然発生的に生まれたものではありません。

例えば、植物の種や苗を飼うために訪れた植物センターやホームセンターに展示してある植物にも害虫が付いている可能性だってあると思います。そこで、特別なことをする必要はないのですが外出先から帰宅して、家庭で水耕栽培を行う際には、専用の作業着ではないですが外出先で身に付けていた服から部屋着に着替えるのと丁寧に手を洗う。この2点が害虫対策としておすすめです。

以上、水耕栽培における害虫対策についてお届けしておりますが、それでも基本的に植物を水耕で育てている過程で虫に遭遇することはほとんどないというのが率直な感想です。

それでも害虫が発生した場合は化学農薬を使っていないおたすけアイテム

家庭菜園感覚の水耕栽培で害虫に遭遇することはめったにないのですが、子供が育てている花に近寄ってくる虫を遠ざけるためにわたしの自宅でも常備しています。

家庭菜園で害虫に遭遇しない方法について

さきほど、水耕栽培でお野菜を育てる過程でほとんど害虫に遭遇したことがないと記しました。実はこれには理由があり……

端的に虫が近づいてこないお野菜を育てるということです。ずばりキク科のお野菜には虫が寄ってきにくい傾向を確認しています。キク科のお野菜いというと寒い冬のお鍋に欠かせない春菊やサラダの主役レタスにゴボウやヤーコンといったものがあります。ゴボウやヤーコンは家庭菜園感覚で取り組む水耕栽培の品種としてはハードルがありますが、春菊やレタスは簡単に育てることができます。

わたしも自宅で愛用しているおうちでやさい菜園キットだと本当に手軽に家庭菜園を水耕栽培で実現できるのでおすすめです。