冬になると気温もグンと下がりますが、
それに合わせて湿度も一気に低くなり乾燥した気候になりますね。
空気が乾燥した時期になると、
お肌が乾燥したり、体調を崩しやすくなったりと色々ありますが、
では、植物にはどのような影響があるのでしょうか?
今回は植物と湿度のお話です。
目次
1.植物への湿度の影響
2.植物のしくみ
3.湿度が低いとどうなる?
植物への湿度の影響
ずばり結論から言いますと、極端に湿度が低いと、植物の生長が遅くなってしまいます。
(気温との兼ね合いもあるので一概には言えませんが…)
ではなぜ湿度の変化が生長に影響してくるのでしょうか?
続けて、少しばかり理科の授業をしたいと思います笑
植物のしくみ
植物の葉っぱには「気孔」という小さい穴が無数にあります。
この気孔が日中にひらくことによって、空気中から二酸化炭素を取り込んで光合成を促しています。
また、気孔からは水蒸気を放出する「蒸散」も行っており、
蒸散により減った水分を根っこから吸い上げて、体内の水分を循環させています。
湿度が低いとどうなる?
では湿度が低いと植物はどのような働きをするのでしょうか?
湿度が低いということは、湿度が高いときと比較すると
「空気中にまだたくさん水分が入る」ということです。
そうなると、植物も必要以上に水分が蒸散してしまうのを避けるために、
水分を逃がさないよう気孔を閉じてしまうのです。
気孔が閉じてしまうと、本来行われるはずの光合成や
根っこからの水分の吸収が疎かになってしまうので
生長が遅くなってしまうんですね。
湿度が低いと、ご自身の健康だけでなく植物の健康にもかかわってきます。
暖房を入れていると、思わず湿度が低くなりすぎてる、、、
ということもありますので、加湿器をつけるなどして、
人も植物も健康に過ごせる環境を意識しましょう!