水耕栽培の養液の補充のやり方、破棄ってどうしたらいいの?

 

水耕栽培をはじめてみたけど、養液の補充ってどうするの?
継ぎ足し?入替?はじめたばかりで、こんな疑問を持ったことはありませんか?
今回は、水耕栽培における養液の補充のやり方、また、液体肥料の破棄方法について解説していきます。

 


目次

1.水耕栽培養液の作り方

2.養液の補充のやり方

3.液体肥料の破棄方法について


 

水耕栽培養液の作り方

水耕栽培における養液とは、液体肥料を水で薄めたものをいいます。
希釈濃度は、肥料によって違いますが、200~500倍に薄めて使うものが多いです。

例えば、200倍希釈で養液を作成する場合、
1Lの水に対して、5ccの肥料を入れます。
2Lの水に対しては、10cc、、といったように、作成します。

同様に、500倍希釈の場合、
1Lの水に対して、2ccの肥料を入れることになります。

基本的には、肥料に対して決まった希釈濃度で希釈しますが、
夏場など、pH値が上がりやすい時には、薄めに作ったりなど、成長段階や、栽培環境に合わせて、自分で調整することもうまく栽培するうえでは大切です。

液体肥料の原液は、肥料成分が安定しているため、有効期限はありませんが、作った養液は、保存せずに、その日のうちに使い切るようにしましょう。

 

養液補充のやり方

野菜が成長するにつれて、養液は減っていきますが、都度養液を入れ替える必要はありません。
基本的に、追加補充で大丈夫です。ただし、根腐れが起きている、野菜の様子がおかしいなど、何らかの問題があれば、養液を総入れ替えすることで、問題が解決する場合があります。
また、根腐れの原因になりますので、根っこ全体に養液が浸らないくらいの量を補充するようにしてくださいね。だいたい、根っこの半分~2/3くらいが浸かっていれば大丈夫ですよ。
アオコの発生が気になる方は、アルミホイルなどで光が当たらないように容器を覆うなどの対策をされてみてください。

 

液体肥料の破棄方法について

液体肥料は、少量であれば、薄めて洗面所などから破棄していただいて大丈夫です。特に決まった希釈濃度はございませんので、石鹸を洗い流すくらいのイメージで、液肥を捨てた後、真水を流してください。
また、水耕栽培の廃液はそのまま露地栽培の肥料になります。
根菜の栽培に再利用されている方もいらっしゃいますし、1000倍程度に薄めれば、植物にも使用可能です。
原液の破棄につきましては、各自治体に確認していただき、かなり濃度を薄めてから破棄を行っていることが多いようです。

 

はじめての水耕栽培は、疑問がいっぱいですよね。
少しずつ、経験を積み、自分で野菜を育てる楽しさを感じてみてくださいね。