【植物工場】設備投資などの初期のコストを抑えるのがポイント!

こんにちは。水耕栽培専門会社のグリーン・グリーンのブログ担当です!

水耕栽培による植物工場のを始めたいけどいくら位の初期費用が必要か!?という疑問は植物工場を始めたい方は誰しも気になるところだと思いますが、WEB上でもなかなか初期費用に関する情報が無くて困っていらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では「小規模で植物工場を始めるのにどのくらいの費用が必要であるか」についてできる限り詳しくご説明します!


目次

1.植物工場の運営を成功させるキモは初期費用の節約です。

2.植物工場は初期コストを抑え、事業を拡大してくことがポイント。

3.実際に植物工場を始めるのにかかるコストを計算してみましょう。


1.植物工場の運営を成功させるキモは初期費用の節約です。

水耕栽培を活用した植物工場が企業やビジネス関連のテレビ番組で紹介されるたびに、普段は感じることのないワクワク感に胸を躍らせていました。

「土を使わず、養液で植物を育てる」「天候に左右されず、収穫量を計算できる」――そんな未来的な農業の姿に、まるで夢のようだと感じたのです。

植物工場について調べると、さらに驚きが広がりました。栽培される野菜の種類が豊富で、運営する方々がそれぞれのアイデアを活かして活躍している姿にも強い憧れを抱きました。

しかし、日常生活の中で植物工場を身近に感じる機会はほとんどありません。
世界的に注目されている水耕栽培を用いた植物工場ですが、その裏には「初期費用の高さ」という大きな課題が存在していることに気づきました。

多くの情報は、大規模な植物工場をテーマにしたものです。
例えば、広い敷地に設置された数多くの水耕栽培システムが稼働し、衛生的で清潔な工場内を無人のロボットが行き交う光景。温度や湿度、風量、さらには栽培している作物の成長状況まで、モニターを通じて一括管理する専門スタッフ――そんな映像が印象的です。

こうした施設を運営するには、少なくとも数千万円から数億円の投資が必要と考えられます。そのため、新しく水耕栽培ビジネスを始めたいと思っても、多くの人が参入障壁の高さを感じてしまうのではないでしょうか。

特に、これまで農業に携わったことのない企業やベンチャーにとって、「初期費用の高さ」や「やり方が分からない」といった不安が壁になることは容易に想像できます。

しかし、もし初期費用を抑え、小規模な設備で水耕栽培による高品質な野菜を育てることが可能だとしたらどうでしょうか?

今回の記事では、小規模な植物工場からスタートし、少しずつ事業を拡大していく方法を視野に入れながら、初期費用を抑えるためのポイントについてお話しします。

2.植物工場は初期コストを抑え、事業を拡大してくことがポイント。

初期コストを抑え、事業を少しずつ拡大していくことは、植物工場に限らず多くのビジネスに共通する基本です。特に植物工場の場合、このアプローチは非常に効果的と言えます。

農業経験が豊富で、すでに栽培や流通の販路が整っている方なら話は別ですが、多くの場合、まずは水耕栽培に慣れること、そして販路を開拓することが重要です。そのため、初期費用をできる限り抑えることが鍵となります。

私たちのもとには「植物工場を始めたい」というご相談が寄せられますが、その多くが「水耕栽培の経験がない」という方々です。
そうした方々が、いきなりテレビで紹介されるような大規模な植物工場を目指すのは、現実的とは言えません。

次の章では、約20坪(約60㎡)の規模をベースに、初期コストを抑えた植物工場の進め方をご紹介します。この規模を基準に話を進めますが、「10坪の小規模で始めたい」「100坪の大規模を考えている」といった場合にも、参考にしていただける内容になっています。それぞれの規模に合わせて調整しながらご活用ください。

3.実際に植物工場を始めるのにかかるコストを計算してみましょう。

では、ここからは実際に小規模な植物工場を作る際に発生する初期費用とともに通常の経営上発生することが確定している内容についてみていきます。

⓵植物工場でお野菜の栽培に欠かせない水耕栽培システム・ネオテラス

今回ご提案差し上げています、小規模な植物工場の規模としては約20坪でお話を進めていますが、これは空き店舗やビルの空き部屋などでも植物工場(水耕栽培)が可能であることを意味しています。

そして、その20坪程度の広さの空間の中に弊社が開発したネオテラス(屋内用水耕栽培システム)を16台設置することを前提にご提案は続きます。

こちらのネオテラス、同時に200株のお野菜を栽培することができます。16台分ですので3200株になります。
大体1か月程度で種まきから収穫という感じで計算されますと、市場価格を目安に収穫するお野菜からどれくらいの収益を得ることができるか計算することが可能です。

例)レタス玉100円×3200株=32万円

珍しい野菜・ハーブ、高単価な野菜を育てることで単価が上がります。

弊社の植物工場用の水耕栽培装置であるネオテラスは従来の水耕栽培装置を大幅に改良進化させて参りました。限られたスペースの中でより効率的な栽培を実現可能にしています。

そして、弊社がメーカー直売をしているシステムなので、一般的な植物工場栽培システムと比較して50%から70%程度の費用で設置ができるというのが多くのお客様にご支持頂いている理由の一つだと思います。

是非、植物工場、水耕栽培システムを始めたいという企業・団体様は一度弊社にお問合せいただければと思います。

⓶植物工場のための空間を借りる場合は賃料が発生します。

植物工場を運営するためのお部屋、空間の賃料などが発生します。これから準備するという場合には併せて敷金や礼金なども別途発生すると思われますがこちらはご自身でご対応いただくことが必要です。

③エアコンなど空調の設備費用並びに電気代。

水耕栽培による植物工場で実際にお野菜を栽培すること自体はそんなに難易度の高いものではないと考えます。大事なのはお野菜が健康に育つことができる環境を維持することが大事だと思います。そして、その環境の中でも特に大事な要素が室内の温度管理です。

そのためにエアコンなどの設備費用と設置費用並びに電気代が発生します。

④シンク・作業台の設備費用

植物工場内で栽培したお野菜を販売するまでの過程で、パック詰めなどの作業が発生します。そして、そのような作業を衛生的かつ効率的に行うためにはお野菜の水洗い用のシンクや作業用の台なども必要になります。

⑤給水・排水設備の設置並びに維持費用。

最後に、植物工場を常に清潔に保つためには給水と排水の設備設置費用並びに維持費用が発生します。

以上の5つの項目が弊社で初期費用をできるだけ抑えて植物工場を運営していくために必要と考える初期費用並びにランニングコストでございます。コンピューターなどで高度に管理する者ではございませんが、栽培品種の質の高さには自信がございます。

これからも水耕栽培による植物工場の魅力が多くの方に広がっていくことを願っております。