サニーレタスの水耕栽培する魅力と育てるコツ

水耕栽培は、土を使わずに植物を栽培する方法として、人気が高まっています。
その中でも、サニーレタスは比較的栽培の初心者でも育てやすく、家庭において色んなシーンで活用できることから、特に人気のある野菜です。
サニーレタスは、新鮮なサラダやサンドイッチの具材として利用できますし、栄養価も高く、自宅で簡単に栽培できる野菜です。

この記事では、サニーレタスの魅力と水耕栽培のコツについて詳しく説明していきます。


目次

1.サニーレタスの特徴

2.サニーレタスを水耕栽培するメリット

3.水耕栽培でサニーレタスを育てるためのコツ


サニーレタスの特徴

彩りが豊か

サニーレタスは美しい鮮やかな緑色をしており、サラダなどに入れることで食卓に彩りを加えてくれます。

甘みとシャキシャキ感

サニーレタスは甘みがあり、同時にシャキシャキとした食感があります。収穫したてのサニーレタスは特にみずみずしく食感を楽しむことができます。

栄養価が豊富

サニーレタスはビタミンA、ビタミンK、葉酸、鉄分などの栄養素が豊富に含まれており、健康的な食事に適しています。

生育が早い

サニーレタスは比較的早く成長するため、収穫までの時間が短くて済みます。水耕栽培では、約1か月程度で収穫できるので、市販品を買う必要もなくなります。

サニーレタスを水耕栽培するメリット

サニーレタスにも適した栽培方法です。水耕栽培でサニーレタスを栽培するメリットをお伝えします!

1.土づくりや管理する必要がない

水耕栽培は土を使用しないため、土づくりや管理をする必要がなく、初心者でもチャレンジしやすいです。

2.害虫や病気のリスクが低い

水耕栽培では土からの害虫や病気の感染リスクが低いため、農薬を使用する必要がありません。

3.室内栽培が可能

水耕栽培は屋内でも行えるため、季節や気象に左右されず、一年中サニーレタスを育てることができます。

室内で育てるときにおすすめの植物育成ライトはこちら

容器(キット)

サニーレタスを水耕栽培するためには、容器が必要です。容器は、園芸店で売っているような容器や、それらを工夫して自作キットも作ることができます。水耕栽培に適したキットは当店でも多数取り扱っていますので下記のリンクをご覧ください。

水耕栽培キット一覧はこちら

培地

種を植えて育てるところを培地といいます。
植物を支える土台となり水分の吸収を助ける役割があります。

水耕栽培の場合スポンジの培地やハイドロボールが一般的です

スポンジ培地は、家庭用のスポンジを切って作ることも可能ですが、
できれば、ある程度の厚みのあるものがおすすめです。
当店では最初から切れ目の入っている水耕栽培専用の培地も販売しています。

スポンジ培地はこちら

水と液体肥料

水と液体肥料を混ぜた養液を作り、植物が必要とする栄養分を適切に供給しましょう。
定期的な水交換を行い、水の循環が滞らないように配慮しましょう。
液体肥料にも色んな種類があり、花や植物に向いている肥料もあれば、野菜を育てるのに特化したものもあります。肥料によっても味や食感が変わってきますので、ぜひ色々と試してください。
初心者の方はお手軽に使える「1液式の液体肥料」がおススメです。

一液式の液体肥料はこちら

十分な光

サニーレタスは日光を好みますが、十分な日光を確保できない場合は、植物育成LEDライトなどの追加の照明を使用して植物に必要な光を提供しましょう。
お野菜が元気のない場合、光を当てると元気になるケースが良く見受けられます。

植物育成LEDはこちら

温度と湿度

サニーレタスは比較的涼しい環境で育つのが理想的です。
適切な温度と湿度を維持するために、適切な通風を行い、湿度を調整しましょう。

密植を避ける

植物が成長する際、十分なスペースを確保しましょう。密植は風通しが悪くなり、光が十分当たらないため、病気のリスクを高めます。

病害虫対策

水耕栽培ですので、比較的発生しにくいですが、害虫や病気の早期発見に注意を払いましょう。
必要に応じて適切な対策を講じてください。

水耕栽培Q&Aページはこちら

収穫のタイミング

サニーレタスの収穫は、葉がまだ若いうちに行うのが最良です。
葉が大きくなりすぎると、食感が硬くなることがあります。
目安としては、約3週間~1か月程度です。

サニーレタス水耕栽培のまとめ

新鮮なサニーレタスを水耕栽培で育ててみたくなったでしょうか?
自分で育てた野菜を自分で食べるとまた格別です!

この記事を読んで興味を持っていただいた方はぜひ挑戦してみてください。
水耕栽培店エコゲリラでは水耕栽培の栽培方法やおすすめグッズの紹介を行っていますので、ぜひ他の記事もご覧になってくださいね。

水耕栽培レタスの葉先が黒い?カルシウム欠乏 チップバーンとは?

水耕栽培のチップバーンについて

 

水耕栽培のチップバーンについて

水耕栽培でレタスを栽培している時、葉先が黒くなった経験ありませんか?
実はそれ、カルシウム欠乏が原因と考えられており、その現象を「チップバーン」と呼びます。
今回は、チップバーンの原因や、予防法について解説していきます。

 


目次

1.チップバーンとは

2.チップバーンの原因

3.チップバーンの予防


 

チップバーンとは

イチゴや葉菜類の新葉の葉緑や萼片の先端が、焼けたように褐変、枯死する生理障害のことをいいます。カルシウム欠乏が第一の原因とされています。

引用元:農業技術辞典より

チップバーンの原因

チップバーンの症状は、液肥にカルシウムがバランス良く入っていても発生してしまいます。水耕栽培における葉物野菜での発生は、根から吸収しても葉先にカルシウムが届かないことがあるため、どうしても起こりやすくなってしまうのです。
では、どんな環境が要因なのでしょうか?
その要因は、以下のようなことが考えられます。

1.高温多湿
2.無風状態
3.肥料濃度が濃すぎる
4.日照不足
5.根の状態が悪い

このように、様々な原因で発生するのがカルシウム欠乏(チップバーン)です。

 

チップバーンの予防法

では、具体的な解決策はあるのでしょうか?

まずは、一時的な対処法として、カルシウムの葉面散布が挙げられます。
ただし、実際にカルシウム成分を葉に塗布するとなると、コストと手間暇が掛かりますし、葉面散布をしたからといって、症状が軽減されるとは限りませんので、合わせて根本的な原因の解消を目指しましょう。

 

 

1.高温多湿
→遮光して涼しくしましょう。液肥の装置だけでも光が当たらないようにして、液肥の温度を下げます。養液クーラーなどを使うのも効果的です。

2.無風状態
→室内の換気と、扇風機などを利用して、野菜に刺激を与えましょう。

3.肥料濃度が濃すぎる
→液肥の濃度を少し薄めに調整してみましょう。

4.日照不足
→株間を開けるなどして、葉に十分光が当たるようにしましょう。また、水耕栽培野菜といっても、やはり光は必要不可欠です。目安は朝から6時間以上、最低でも2~3時間は、直射日光が当たるようにしましょう。

5.根の状態が悪い
→腐れてしまっている根は、取り除きましょう。また、酸素不足にならないよう、液肥の量に気を付け、循環ポンプなどを活用して、酸素を循環させるのも効果的です。

 

チップバーンに限らず、野菜の病気を予防するには、光、肥料、温度の3条件を満たすことが大切です。
その条件が崩れている時に、植物は、病気や、チップバーンのような症状でバランスの崩れを表します。まずは、その条件のうち、どこが崩れているのかを考えてみると、原因がわかりやすいかもしれません。