水耕栽培でレタスの育て方とおすすめグッズのご紹介!

レタスは、サラダの定番として食卓に欠かせない野菜ですが、スーパーで買うよりも、自宅で育てた方が新鮮でコストも抑えられるのはご存知でしょうか?
有機種子でも種は0.6g(250粒~300粒)で300円くらいなので、自分で育てるととてつもない量の無農薬レタスを収穫できます。

しかも、収穫仕立てのレタスはシャキシャキでとっても美味しいんです。
オリーブオイルと塩さえあればごちそうの出来上がりです。

特に水耕栽培は土を使わないため、室内でも簡単にレタスを育てられ、手軽かつ清潔な栽培方法です。しかも一年中野菜を育てられるんです!

この記事では、レタスの水耕栽培について詳しく解説し、初心者でも安心して始められるポイントを紹介していきます!


目次


レタスが水耕栽培に適している理由


初心者に最適な理由

レタスは、葉野菜の中でも特に水耕栽培に向いている野菜です。
その理由は、手軽さと成長の速さにあります。水耕栽培では土を使わないため、虫や雑草の問題がなく、管理も簡単。栽培初心者でも成功しやすい野菜です。

さらに、レタスは土に比べて水耕栽培での成長スピードが速く、短期間で新鮮な葉を収穫できるのが魅力です。

水耕栽培を事業として行う時もレタスは需要もあり、収穫量も見込めるので多くの植物工場がレタスを栽培しています。

室内栽培が可能で一年中楽しめる

水耕栽培の最大の魅力は、室内で一年中栽培できる点です。これにより、季節に左右されず、いつでも新鮮なレタスを楽しめます。

特に冬場でも植物育成用のLEDライトを使用すれば、室温が安定している限り、安定して栽培をすることができます。レタスは気温15~20℃の環境で最もよく育つため、室内管理がしやすい植物です。

環境にやさしく、コストパフォーマンスが高い

水耕栽培は、少ない水で植物を育てるため、水の節約ができます。
また、土を使わないため、害虫や土壌病害のリスクが少なく、農薬を使わずに育てられる環境にも人の身体にも優しい方法です。

自宅で育てたレタスは、収穫のたびに新鮮なものを手に入れることができ、コストパフォーマンスが高いのもポイントです。

レタスを水耕栽培で育てる準備と必要な道具

水耕栽培を始めるために必要な道具は少なく、初心者でも簡単に揃えられます。以下に、必要な道具とその使い方を紹介します。

必要な道具

  • レタスの種:初心者には苗から育てる方が簡単ですが、種から育てることも可能です。
  • 容器:水耕栽培キット
  • スポンジ(培地):種や苗を支えるためのスポンジを準備。
  • 液体肥料:植物に必要な養分を含む専用の肥料を使用します。(お野菜専用のものを推奨)
  • タッパーやポリ容器:種を発芽させる際に使います。

レタスの水耕栽培ステップ:苗から種まで

レタスの水耕栽培は、苗からでも種からでも始めることができます。ここでは、両方の方法を紹介します。

苗から育てる方法

苗を使った水耕栽培は、初心者におすすめの方法です。手順は以下の通りです。

  1. 容器の準備:容器に液体肥料を混ぜた水を入れます。
  2. 苗のセット:ハイドロボールなどの培地に苗をセットします。
  3. 水やり:1週間に1回、液体肥料入りの水を交換します。苗から育てる方法は苗の金額を考えるとお得とは言えませんし、どのような種子なのかわからないので当店としてはあまりお勧めしません。
種から育てる方法

種から育てる場合は、発芽に少し手間がかかりますが、育てる楽しみが増えます。手順は以下の通りです。

  1. 発芽準備:タッパーに溜めた水に浸したスポンジ培地に種をまいていきます。
  2. 発芽後の移植:種から1〜2mmの根が出てきたら、水耕栽培キット等に植え替えます。
  3. 水やり:1週間に1回、液体肥料入りの水を交換します。

    水耕栽培での管理ポイントと注意点

水耕栽培でレタスを育てる際の管理ポイントは、特に「水」「光」「温度」の3つが重要です。これらを適切に管理することで、元気なレタスを育てることができます。

水の管理

水耕栽培では、毎日水を交換し、清潔を保つことが必要です。
水の交換を怠ると、根腐れを引き起こす可能性があるため注意しましょう。
特に夏場は水が蒸発しやすいため、こまめな管理が必要です。

光の管理

レタスは光合成が欠かせない植物です。
室内で栽培する場合は、直射日光を避け、植物用のLEDライトを使用すると良いでしょう。
ライトを使用することで、冬場でもレタスを元気に育てることができます。光が足りないと徒長(ヒョロヒョロになる現象)になり、病気の原因になってしまいます。

徒長についての記事はこちら

温度の管理

レタスの最適な栽培温度は15〜20℃です。室内で栽培する場合でも、夏場の高温には注意し、冬場は室温を保つよう心がけましょう。

容器の管理

容器内で藻(アオコ)が発生すると、根が酸素を吸収できなくなり、成長に悪影響を与えます。藻が発生しないように、キットの穴をアルミホイルやフェルトなどでで覆い、光を遮る工夫をしましょう。

レタスにおすすめの水耕栽培キット

パクチーにもおすすめ水耕栽培キット

おうちのやさい菜園キットは初心者の方が水耕栽培を始めるにあたって必要なモノ(種、容器、肥料等)が一式そろっている人気のキットです!
大容量なので家計の為に大量のお野菜を育てたいという方にも喜んでいただいており、リピーターさんの多い商品です。

通常のプランターと違い、酸素を取り込む穴や水位計が付いているので、家庭菜園でもクオリティーの高い野菜を育てたいという方にはこちらの商品をお勧めします。

さらにおいしい野菜を育てることに特化した液体肥料「おうちのやさい」を同梱しています。この肥料で育てた野菜は高級ホテルの料理などにも活用されています。甘みがあってえぐみの少ない野菜が育つのが特徴です。

100均の容器やペットボトルでも育てられますが、手間がかかったり、より質の高い野菜を育てたい場合は専用のキットをお選びください。
レタスだったらかなりの量が収穫できると思いますので、毎日サラダを食べられるご家庭にはかなりおすすめです。

ホームハイポニカPLAABO

室内のパクチー栽培におすすめのキット

 

ホームハイポニカPLAABO(プラーボ)は循環ポンプがあり電源が必要なキットとなりますが、デザインもシンプルで室内で水耕栽培するのに人気の商品です!
こちらも25株まで育てることができるので家庭用のキットではかなりの量を栽培できる優れものです。
ラックライトと組み合わせるとプチ植物工場の出来上がりです!

LED付 お手軽 水耕栽培セット 5株分×2

 

初心者にもお勧め水耕栽培キット

こちらのセットは大量に育てるというより趣味として省スペースで観葉植物のようにお野菜を育てるのに向いているキットです。まずは水耕栽培に慣れたいという方はこちらをおすすめします。

どのキットも栽培後は別のお野菜を育てることができるので、是非一家に一台ご準備してみてはいかがでしょうか!?

自作の栽培キットでもっと楽しく

自作の水耕栽培キットを作ることも可能です。コストを抑えつつさらに楽しみたいという場合はDIYすることも可能!
自身の好きなトレイを改良し栽培を始めることができ、費用を節約し、おしゃれに水耕栽培ができるのが魅力です。
当店のYouTubeやブログでも今後、自作キットについても発信してまいりますのでチェックお願いいたします!

レタスの収穫とおいしい食べ方

収穫のタイミング

レタスの収穫時期は、葉が15〜20枚になった時です。外側の葉を少しずつ収穫することで、長期間にわたって新鮮なレタスを楽しむことができます。
レタスは一気に収穫するよりも、外側の葉を必要な分だけ順次収穫する「外葉取り収穫」が一般的です。これにより、内側の葉が引き続き成長し、収穫を楽しむ期間が長くなります。

レタスのおいしい食べ方

新鮮なレタスは、そのシャキシャキ感を活かしてサラダで楽しむのが一番です。レタスはクセが少なく、どんな野菜やドレッシングと合わせやすいので、シンプルなサラダとして使えます。
先ほども書きましたがオリーブオイルと塩だけでも贅沢な一品になります。
また、レタスは生だけでなく、炒めものやスープにも活用できます。炒める際には、軽く火を通すことでβカロテンなどの栄養が吸収しやすくなり、栄養価が高まります。自分で育てるとたくさん使えるので献立に困ることはないと思います!

レシピ例
  • レタスサラダ:レタスを手でちぎり、トマトやきゅうりと合わせてシンプルなドレッシングをかけるだけで、シャキシャキ感が楽しめる定番のサラダです。
  • レタスチャーハン:炒めたご飯に刻んだレタスを最後に加え、シャキシャキ感を残すようにサッと炒めるだけで、栄養満点のチャーハンが完成します。
  • レタスのナムル:レンジで10秒ほど加熱し、ごま油と塩をかけるだけで、レタスの新たな味わいが楽しめます。

    よくある質問とその回答

ここでは、レタスの水耕栽培に関してよくある質問に答えていきます。

Q1. 水耕栽培に適したレタスの種類は?

水耕栽培に適しているレタスの種類としては、リーフレタスやサニーレタスが特におすすめです。これらのレタスは結球(丸くなる)しないため、管理がしやすく、発芽から収穫までの期間も短いため、初心者にも適しています。

Q2. 水耕栽培を始める時期はいつが良いですか?

室内で育てる水耕栽培なら、季節を問わず1年中始められます。15〜20℃程度の室温が保たれていれば、いつでもレタスを栽培することが可能です。

Q3. 水耕栽培で発生するトラブルとその対策は?

水耕栽培では、主に水の管理に関するトラブルが多いです。例えば、水が腐ったり、藻が発生したりすることがあります。水の交換を怠らないことや、藻の発生を防ぐために容器に光が入らないよう工夫することが重要です。また、液体肥料の濃度が強すぎると根腐れの原因になるため、適切な濃度で使用することが大切です。

Q4. 発芽後の苗がうまく育たないのですが、どうすれば良いですか?

発芽後の苗がうまく育たない原因として、光不足や養分不足が考えられます。室内栽培の場合は、直射日光が当たらない場所で栽培する場合、植物用LEDライトを活用して、十分な光を与えましょう。また、液体肥料の量や質を確認し、適切な栄養を与えることもポイントです。

Q5. レタスの水耕栽培でよくある害虫や病気の対策は?

水耕栽培では、土を使わないため病害虫のリスクは低いですが、完全に防げるわけではありません。例えば、アブラムシやハダニなどが発生することがあります。これらの害虫は、早めに発見し駆除することが重要です。発見したら、植物専用の防虫スプレーなどを使って対処しましょう。


まとめ

レタスの水耕栽培は、初心者でも気軽に始められる魅力的な栽培方法です。土を使わないため、衛生的で、室内でも手軽に育てることができます。水耕栽培のポイントは「水」「光」「温度」の管理をしっかり行うこと。これを守れば、誰でも新鮮で美味しいレタスを収穫することができます。
まずは、簡単な道具を揃えて、ぜひ水耕栽培にチャレンジしてみてください!

サラダや、ちょっとした料理のアクセントに、自家栽培のレタスを使えば、食卓も豊かになること間違いなしです!!

サニーレタス栽培についての記事

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