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- ECとpHについて
水耕栽培をはじめていくと「よりおいしく育てたい!」「より元気に育てたい!」と、もっと水耕栽培について追及していくものです。
肥料はもちろんですが、ネット上でも水耕栽培における「EC」と「pH」が飛び交っていることから、どちらがどちらかわからないままEC計やpH計をお買い求めになられる方も多くいらっしゃるようです。そこで、簡単にではありますが、水耕栽培におけるECとpHについて紹介いたしますのでぜひ参考に。ECとpHを学びながらより快適な水耕栽培をお楽しみください。
ECイーシーってなに?
肥料濃度のことです。
一般的には植物にとって、0.5〜1.5 (〜2.5)*水耕栽培の場合 の範囲が生育に適しています。
それ以上だと、肥料分が多すぎて枯れたりうまく育ちません。「肥料をたくさんあげるとよく育つ」というわけではありません。植物によって好むECは違うので、それぞれにあった適正値で育てましょう。
栽培作物における目安EC値
※培養液の設定濃度は、栽培作物や装置により異なります。
| 作物例 | 育苗期 | 定植初期 | 中期 | 収穫〜後期 |
|---|---|---|---|---|
| トマト | 1.2 | 1.2-1.5 | 1.2-1.8 | 2.0-2.8 |
| ナス・ピーマン | 1.2 | 1.2-1.5 | 1.5-1.8 | 1.8-2.4 |
| キュウリ | 1.2 | 1.2-1.5 | 1.5-1.8 | 1.8-2.4 |
| メロン | 1.2 | 1.2-1.5 | 2.0-2.4 | 1.2-1.5 |
| イチゴ | 0.6-0.8 | 0.6-1.0 | 0.8-1.2 | 0.8-1.5 |
| ミツバ・ネギ | 1.2 | 1.2-3.5 | 1.5-3.5 | 2.4-3.5 |
| サラダ菜 | 1.2 | 1.2-3.0 | 1.2-3.0 | 1.2-3.0 |
| バラ等 | 1.2 | 1.0-1.5 | 1.2-1.8 | 1.5-2.0 |
EC値の単位について
EC計では、mS/cm や μS/cm で表示されます。
μS/cm:マイクロジーメンス・パー・センチメートル
TDS値について
水中に溶けている物質の濃度を表し、mg/L(ppm) や g/L(ppt) で表示されます。
EC値とTDS値の目安
ECを 1.0〜3.0 に調整する時、TDSでは 500〜1,500 ppm です。
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pHペーハーってなに?
酸性やアルカリ性の強さのことです。
pHの数値は0〜14まであり、pH7が中性、7より小さいほど酸性が強く、7より大きいほどアルカリ性が強くなります。
一般的には植物にとって、pH5〜7の弱酸性の範囲が生育に適しています。pHは、植物の生長に必要な肥料の効き方に大きく関係しています。
水耕栽培では用意にpHが変化しやすいので、必要に応じてpH調整を行うことがおすすめです。植物によって好むpHは違うので、それぞれにあった適正値で育てましょう。
*土耕栽培の場合のpHの大きさは、土中の微生物の働きや栄養分の吸収率に関係します。
栽培作物における目安pH値
※培養液の設定濃度は、栽培作物や装置により異なります。
| 作物例 | 目安pH値 |
|---|---|
| 栗・ブルーベリー・ツツジ・スズラン | 5.0 〜 5.5 |
| ジャガイモ・サツマイモ・リンゴ | 5.5 〜 6.0 |
| イチゴ・キャベツ・小松菜・大根・ニンジン・玉ねぎ | 5.5 〜 6.5 |
| トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・かぼちゃ・スイカ・メロン・レタス・ネギ・ニラ・バジル・シソ | 6.0 〜 6.5 |
| ほうれん草・白菜・豆類 | 6.5 〜 7.0 |
| マリーゴールド・マーガレット | 7.0 |
pH調整は必要?
結論:「弱酸性(pH5.5〜6.5)」の維持が重要です!
pHは植物の生長に必要な「肥料の効き方」に大きく関係しています。
水耕栽培の場合、例えば、リン酸(P)は、養液が酸性になると、鉄・マンガン・アルミニウムなどが遊離し、リン酸を固定してしまいます。逆にアルカリ性の場合は、石灰塩として沈殿し溶けてなくなります。 現実的に、リン酸が植物に吸収されやすいのは、弱酸性のpH5.5〜6.5ぐらいと言えます。 弱酸性の範囲があらゆる植物の生育に適し、どの栄養分も吸収しやすくなります。です。
!ここに注意!
- 収穫期〜後期は液肥濃度が上がり、逆にpHは下がる(酸性化)傾向があります。
- pH4〜5では窒素・リン酸などが吸収しにくくなるのでpH調整が必要となります。
- 一部の活力剤はpHを極端に下げるものがあるため注意が必要です。
水耕栽培は土耕に比べてpHが変化しやすいため、細かなpH調整と液肥濃度の管理が成功の鍵となります。
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