水耕栽培 液肥の種類と選び方

おうちのやさい

 

水耕栽培は水だけでなく、液体肥料を加えて育てることが重要です。
液体肥料について種類や選び方、使用時の注意点などをご紹介します。

 


目次

1、水耕栽培液肥の種類と選び方

2、水耕栽培液肥の使用時の注意点


 

水耕栽培液肥の種類と選び方

従来の水耕栽培の肥料は、2液式や3液式など、複数を1セットで使うのがスタンダードでした。
なぜ従来は複数式だったのか?
それは、1液に必要な成分をまとめると凝固してしまうため、複数に成分を分けていたからです。しかし今では、その手間を省くために、凝固しないギリギリの成分を配合した1液式の水耕栽培肥料がメジャーになってきました。

【1液タイプの特徴】
・1本だけで手間いらず。
・初心者さんへもおすすめ。
・1本なので常に肥料成分のバランスが保たれている。(複数液だと片方が残ることもある)
・葉物野菜の栽培にオススメ!
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【2液タイプの特徴】
・1液タイプよりより組成がシッカリ。
・2液を入れる手間がある。
・2液を入れていくと、最後にAかBどちらかが余ってしまうことがある。(肥料バランスが崩れてしまっていることを意味します)
・トマトやナスなどの果実野菜などの栽培には2液タイプがオススメ!
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【粉末タイプの特徴】
・粉末を水に溶かす必要がある。
・細かい粉が舞って汚れてしまう。
・開封後、密閉での保管が必須。(吸湿して使えなくなる)
・プロ農家向け商品のため、家庭用としては量が多すぎる。
・容量が多い業務用=低価格。

 

液肥使用時の注意点

使用時の濃度は守りましょう
「水量に対して液肥を何mL加えるか?」肥料によって指定する規定量を正しく守りましょう。
たくさん肥料をあげたら育つだろう!ではありませんので、ご注意を。
濃度が濃いと、植物は栄養過多になり枯れたり栽培がうまくいかない原因となります。濃度は「濃い」よりも「薄い」方が、栽培には優しいです。

薄めた液肥はその日のうちに使いましょう
作り置きはせず、その日のうちに使い切りましょう。
薄めた液肥は化学変化をおこしやすくなり、夏場には藻が生えることも。。

液肥の保管はしっかりと
キャップはしっかりと閉めて、直射日光のあたらない室内で保管しましょう。
肥料には、有効期限の定めはありません。
記載されている期日は製造日です。

»水耕栽培肥料の使用期限についてはコチラの記事へ!

 

 

 

 

水耕栽培肥料の使用期限について

 

水耕栽培肥料には、使用期限はあるのでしょうか?

そういったご質問をいただくことがよくあります。

肥料のラベルなどに記載されている日付は、肥料を製造した年月です。
品質表示基準にて、生産した年月の記載を義務付けられています。
(使用期限日ではありません)

水耕栽培液体肥料の使用期限(有効期限)についてご紹介します。

 

 


目次

1、肥料の使用期限(有効期限)

2、保管する場所の条件


 

 

肥料の使用期限(有効期限)

基本的にありません。
有効期限がないのは、肥料の成分が安定しているためです。
ただし、原液に限ります。
希釈した肥料は早めに利用することをおすすめします。
※この場合の希釈した肥料とは、水で希釈しただけの状態を指します。
栽培に利用した肥料は、有機物が混じるので液肥が循環していなければ腐敗の原因となりますので、希釈液はその日の内に使い切るようにしましょう。
特に暑い夏場などは藻が発生したりあらゆる原因がございます。

また、肥料のラベルなどに記載されている日付は、肥料を製造した年月です。
品質表示基準にて、生産した年月の記載を義務付けられています。
(使用期限日ではありません)

 

 

保管する場所の条件

直射日光や湿気を避けた場所、日陰や涼しい場所に保管してください。
必ず原液で保管して下さい。
希釈した状態(水で溶かした養液)での保管は推奨しておりません。

 

 

まとめ

記載された日付を見て「日にち過ぎていますけど!」とのお問合せをいただくこともありますが・・・

・記載の日付は、生産した月日です
・原則的に水耕栽培液肥に使用期限はありません
(保管の状態によります)

出荷前の液肥は、安定した倉庫内で保管していますので、安心してくださいね。

 

 

 

 

 

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