食糧難、コオロギ(昆虫食)と大豆だったらどちらを選ぶ!?

近い将来に訪れると言われている食糧難にコオロギなど昆虫食で対応するのか大豆など植物で対応するのかという選択のおはなしです。


目次

1.食糧難の解決策はコオロギなどの昆虫食がもっとも効果的!?

2.食糧難を待ち続けるだけではなく防ぐ取り組みが大事では……


食糧難の解決策はコオロギなどの昆虫食がもっとも効果的!?

最近になり急にコオロギを食す場面をテレビで目にするようになった。ふだんあまりテレビを見ない割に目にする頻度が高い。コオロギも含め昆虫食を紹介する場面もあればコオロギのみを特に提案するシーンなどさまざまですが明らかに回数が多く違和感を感じるのはわたしだけでしょうか……

どういう背景でコオロギを代表とする昆虫食の情報に接する機会が増えているのかとすこし調べてみると今後世界人口が90億人に達した場合の世界的な食糧難に対処するための手段として昆虫食が紹介されているということでした。

昆虫食の優位性が紹介される際の比較対象が家畜に限定されているのでは!?

番組名は控えますが、コオロギを代表とする昆虫食がいかに環境にやさしくおすすめかという場面で比較する対象が必要になりますが、その際に目立って比較対象とされていたのが牛や豚に鶏といった家畜動物でした。そのなかでも牛の飼育が地球の自然環境にいかに負荷をかけているのか、コオロギの飼育がいかに負荷がなく飼育することができるのかという場面が目立ったように記憶しています。

同時にコオロギがいかに高タンパクで栄養食材としても優秀かということも説明されていました。そこで、どうして昆虫と家畜で比較するのだろうという疑問が生まれました。高タンパク質であれば日本の伝統的な食材である大豆があるではないかと思ったのです。そこでタンパク質の成分が昆虫や家畜などの動物性であるか大豆のような植物性であるかにより何かしら違いがあるのではという次の疑問につながりました。

動物性と植物性でタンパク質の違いは!?

そこで【動物性タンパク質 植物性 違い】という文字を入力してさっそく調べたところ、プロテイン飲料などの紹介ページがいろいろとありました。どちらのサイトもひじょうにわかりやすくタンパク質が動物性と植物性でどのように違うのかについて説明してありました。

なるほどというそれぞれの相違点について体への吸収速度の違いが挙げられていました。動物性が植物性のタンパク質よりも吸収速度が速いというものでした。そうするとスポーツ選手や筋トレに励むアスリートのみなさんはたしかに吸収が速い動物性を選択するのが効果的かもしれないなと思った反面、特段急ぐ必要性がない人は別に栄養分を吸収するという目的さえ得られれば問題ないのであって植物性で十分ではないかという考えに至りました。

このように書いているのも、これまでコオロギだけでなく昆虫を食べるという文化が無かったところに短期間のうちにさまざまな昆虫食の情報が入ってきたからかもしれません。現状満たされている状態の下では食べないで済むのならというのが正直な感覚なのですがいざ食べ物が本当にない状況に置かれると絶対に食べないとも言いきれない歯切れの悪さは自分で感じています。

食糧難を待ち続けるだけでなく防ぐ取り組みも大事では……

ここまで将来的にもしも食糧難になったらという話をベースに昆虫食か大豆などの植物食かという話を展開して参りましたが、そもそもそれ以上に大事なテーマがあるのではないかという感覚も必要ではないでしょうかと自問します。将来的な食糧難を論じている人たちは現時点で日常の食糧不足を感じることのない飽食の地域で生活ができているからでしょう。

世界的に飢餓で苦しむ人たちの問題は現実問題として存在します。そしてこの飢餓の問題は昨日今日発生したものではなく過去数十年にわたりずーっと未解決の問題です。

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まだ発生していない将来的な食糧難の心配よりも今の時代の飢餓問題の解決にむけて微力でも真剣に取り組みたいという意識が結果的に新たな食糧難を防ぐ契機になればと思います。

高タンパク質を摂取できる代表的なお野菜

ということで、高タンパク質を含む食材について調べてみました。大豆をはじめ豆類は総じて高タンパクですね。そのままでも豆腐や納豆やおからなど選択肢はたくさんありますね。

他にはトウモロコシやお蕎麦も高タンパク質を含むという発見がありました。お野菜では筋トレをする人に人気のブロッコリやアボガドに山芋などがあります。ここまで調べたからにはこれらの食材を水耕栽培で育てることができないかチャレンジしたいと思います。

水耕栽培は土で栽培するよりも生長速度が速く、栄養価が高くなるうという特徴がありずぼらなわたしでも取り組めるおすすめの家庭菜園の方法です。

本稿は食糧難になったらコオロギと大豆どちらを選択するかといった書き方をしていますが、そもそもそのような選択肢が発生しないように取り組みたいと思います。