おうち時間が増える中で、「部屋で手軽に新鮮なハーブを育ててみたい」と思ったことはありませんか?
お料理のアクセントにしたり、淹れたてのハーブティーでホッと一息ついたり……ベランダや庭がなくても、室内でフレッシュハーブがいつでも収穫できたら素敵ですよね。
でも、「部屋の日当たりが心配」「土を使うと虫がつきそう」と諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、水耕栽培キットと植物育成LEDライトを使って、爽やかな香りが魅力の「レモンバーム」を育てるチャレンジをしてみました!
土を使わない水耕栽培なら、室内を汚さず清潔に育てられますし、LEDライトを使えば日当たりの少ないお部屋でもすくすく育ってくれます。
本記事では、実際にレモンバームを種まきから収穫まで育てた「リアルな栽培記録」と一緒に、室内で上手に育てるコツや、収穫したレモンバームの楽しみ方をご紹介します。
「室内でハーブを育ててみたい」「水耕栽培キットって実際どうなの?」気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
今回使用した水耕栽培キットとLEDライト
水耕栽培キット
キットは、1台の中で養液が循環する「ホームハイポニカ プラーボ」を使います。
水が常に循環しているので、根腐れを起こしにくく、パネルも25穴空いていますので、たくさんの野菜が育てられます。
見た目も白いシンプルなキットなので、リビングやキッチンなどインテリアにも馴染みやすいです。
基本的には、レタスや水菜などの葉物野菜や、バジルやミント、今回のレモンバームのようなハーブ栽培にピッタリのキットです。
初回分のスポンジ培地や、肥料は同梱されていますが、種のみ付属していませんので、育てたい種をご準備ください。

植物育成LEDライト
室内で野菜やハーブを育てる際のお悩みとして多いのは、やはり日照不足です。観葉植物の置き場所としてよく聞く「カーテン越しの明るい室内」ですが、野菜やハーブ栽培でな実は成長するための光が足りないことがよくあります。
そこで活用するのが植物育成ライトです。植物育成ライトがあれば、お部屋の好きなところで栽培できることもメリットですね。
今回は、プラーボにピッタリのラックとおやさいライトがセットになった「ラックライト」で栽培してみます。
おやさいライトは単品でも販売していますので、ご自宅のラックや棚に簡単に取り付けられます。


液体肥料
観葉植物の水耕栽培は水のみで育つ場合も多いですが、野菜やハーブの水耕栽培は、液体肥料がなければ満足のいく出来にならないことが多いです。
水耕栽培では、水には栄養がありませんので、肥料から栄養を与える必要があるためです。
ハーブの栽培は、「おうちのやさいC 1液タイプ」で栽培します。
1液タイプなので、水にこの肥料を薄めるだけでOK!初心者さんでも簡単に栽培できます。
レモンバームの水耕栽培ステップ&成長記録
種まき~発芽
まずは種まき。今回のレモンバームの種は有機種子です。
100円ショップなどで販売されているスポンジでも栽培できますが、吸湿性、保水性などの面からみると、水耕栽培専用の培地がおすすめです。
しっかりと水を含ませたスポンジ培地に種を蒔いていきます。十型の切り込みがあるので、種を挟みこむだけで大丈夫です。
1番大切なことは、種を乾燥させないこと。しっかりとスポンジが水分を吸収できるようになるまで、空気を抜き、霧吹きやラップ、新聞紙を活用して乾燥を防ぎます。
種まきから約3日程度でかわいい芽が発芽してきました。今回発芽率がなかなかいい!(笑)
種が有効期限内であったことと、スポンジが湿っており、乾燥しなかったこと、発芽してきそうになった時に光を当てたことなどがよかったのだと思います。

本葉が出てすくすく成長!
上記の発芽させた苗を水耕栽培キットに定植(移し替える)していきます。レモンバームは育つとワサワサしてくるので、全ての穴には入れず、飛ばし飛ばしで定植します。
この時、1つの培地から2つの苗が出ていれば間引きしてもOK!ワサワサなりすぎることを防ぐことができます。
肥料は通常200倍希釈で与えるのですが、観葉植物やハーブの場合は、少し薄めで育てます。

さらに、1週間、2週間後の様子。

たった2週間でここまで大きくなりました。光と栄養(肥料)がそろっている環境では育ちもいいです。
おやさいライトの照射距離は約15cm程度。近すぎても遠すぎてもうまく育たなくなってしまうので、野菜の様子を見ながら、距離や本数は調整します。
一気にワサワサ!摘心&初収穫
種まきから約1か月の様子です。誰かいりませんか~?と言いたくなるくらいの大量収穫ができそうです(笑)

少し触るだけでもレモンのイイ匂い!!リラックス効果もありそうです。
収穫するときは、正直どこで切ってもOKです。(笑)
茎から切ると、そこから新たに脇芽が出てくるので、さらに収量が増やせます。今回も適当にライトが当たらないところや、高さが出ているところなど、ハサミでチョキチョキ収穫。
レモンバームは、そのままハーブティーとして楽しめます。はちみつを入れると美味しいですよ。
あとは、お風呂に入れて香りを楽しむ方法などもあるようです。とにかく匂いがいいので、お部屋やベランダで育てると気分もあがりそうです。
水耕栽培でレモンバームを上手に育てる3つのコツ
水耕栽培キットとLEDライトを使えば、室内でも簡単に育つレモンバームですが、少しの工夫でさらに元気に、そして長く収穫を楽しめるようになります。
ここでは、実際に育ててみて分かった「失敗しないための3つのコツ」を詳しく解説します!
液体肥料の適切な濃度
土を使わない水耕栽培では、水に溶かした液体肥料(水耕栽培用の養液)が植物の栄養源になります。
発芽直後の小さな苗の時期は、規定量よりも少し薄め(300倍〜400倍程度)から始めるのがポイントです。いきなり濃い養液を与えると、根が傷んでしまう「肥料やけ」を起こす原因になります。本葉が増えて成長期に入ったら、パッケージ記載の規定濃度に合わせていきましょう。
肥料濃度がどのくらいか知りたい!という方は、ステップアップアイテムとして「EC計」があります。
肥料濃度(EC値)を知ることで、野菜に起きている不調の原因を知ることにもつながります。
LEDライトは「1日12〜16時間」照射!距離感も意識
レモンバームは日光が大好きな植物です。日当たりの少ない室内で元気に育てるためには、植物育成用LEDライトの活用が欠かせません。
LEDライトは1日あたり12〜16時間ほどつけておくのが理想です。タイマー機能を活用して、「朝6時に点灯・夜8時に消灯」といった規則正しい生活リズムを作ってあげると、株がガッシリと健康に育ちます。夜間にしっかり暗くする時間を作ることも、植物のメリハリある成長には大切です。
おやさいライトとレモンバームの距離は、15cm〜20cm程度を目安に調整しましょう。近すぎるとライトの熱で葉が傷んだり(葉焼け)、遠すぎると光量が足りずにヒョロヒョロと徒長(とちょう)してしまいます。使うライトのスペックにもよりますが、成長に合わせてライトの高さを調整してあげてくださいね。
風通しを良くして「カビ・藻」の発生を防ぐ
室内での水耕栽培でよくあるお悩みが、「容器の周りに発生する緑色の藻(モ)」や「根元のカビ」です。これを防ぐためには、風通しと遮光の工夫が効果的です。
空気が停滞すると湿気がこもり、カビや病気が発生しやすくなります。ときどき部屋の換気をするか、サーキュレーターや扇風機の弱風(首振り)を遠くから当ててあげましょう。適度な風は株を丈夫にし、香りの良い葉を育てる刺激にもなります。空気循環が常にされていることが大切です。
アオコ(藻)は完全に防ぐことは難しいですが、透明な容器を使っている場合は、アルミホイルや遮光シートを巻きつけるなどして、「根と養液に光を当てない」工夫をすると、発生を抑えることができます。
まとめ:水耕栽培×LEDライトで、年中フレッシュハーブのある暮らしを!
今回は、水耕栽培キットと植物育成LEDライトを使って育てる「レモンバームの栽培記録」と上手に育てるコツをご紹介しました。
LEDライトを使えば、日当たりの悪いお部屋や日照時間の短い冬場でも栽培できます。「室内でハーブを育てるのは難しそう…」と思っていた方も、キットとライトを組み合わせれば、手軽に緑のある暮らしを始められます。朝起きて、小さな芽が膨らんでいたり、葉からふわっと爽やかなレモンの香りが漂ったりする日常は、想像以上に癒やされますよ。
みなさんもぜひ、お気に入りのハーブと水耕栽培キットを手に入れて、お部屋で楽しむ「自家製ハーブ生活」を始めてみませんか?
