水耕栽培をしていると、容器や培養液のまわりに緑色の藻が発生することがあります。
「このまま育てても大丈夫?」「野菜に悪影響はないの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、水耕栽培で発生しがちな藻・アオコの原因と対策方法について紹介します。
水耕栽培で藻・アオコが発生する原因
水耕栽培は、土を使わずに植物を育てる栽培方法です。 土づくりや土寄せが不要なため、家庭菜園初心者の方でも始めやすいのが特徴です。
しかし、実際に水耕栽培を始めてみると、容器や培養液のまわりに緑色の藻が発生することがあります。
その様子を見ると、「これって野菜がうまく育たないのでは?」「悪影響があるのでは?」と心配になるかもしれません。
まず、藻が発生する原因について簡単に整理します。
藻が発生しやすい条件
藻が育つためには、水・栄養分・光・温度が必要です。 これは、野菜が元気に育つために必要な条件とも重なります。
植物を元気に育てるためには、栄養分と、光や温度の環境が整っていることが重要です。 そして、藻の発生も同じような条件で起こります。
つまり、藻が育つということは、植物にとっても育ちやすい環境が整っているとも言えます。
良い野菜づくりの環境 = 藻が育ちやすい環境
「それなら藻は防ぎようがないのでは?」と思う方もいるかもしれません。 ただし、藻の正体と発生条件を知っておけば、家庭菜園でも十分に対策できます。
水耕栽培で発生する藻の正体
水耕栽培の容器や培養液に発生する緑色の藻の正体は、植物性プランクトンです。
たとえば、メダカの水槽や屋外の水まわりなどでも、気温が高くなると緑色の藻が発生することがあります。 水耕栽培で見られる藻も、それに近いものと考えるとイメージしやすいです。
藻は、水・光・栄養分がそろうと発生しやすくなります。 特に、夏場のように気温が高く、光が当たりやすい環境では増えやすくなります。
ポイント
藻が発生したからといって、すぐに栽培失敗というわけではありません。 ただし、大量に増えすぎる場合は、容器の洗浄や遮光などの対策が必要です。
水耕栽培で発生する藻の実害
一般的に、藻は見た目の印象もあり、あまり良くないものとして見られがちです。
では、水耕栽培で発生する藻には、どのような実害があるのでしょうか。
- 水耕栽培キットや容器が緑がかり、見た目が悪くなる
- 大量に発生すると、植物の養分や酸素の吸収に影響する可能性がある
- 放置しすぎると、臭いや水質悪化につながる場合がある
見た目が気になる場合
水耕栽培では、容器や根まわりが見えるタイプのキットもあります。 インテリア感覚で植物を育てたい方にとっては、容器が緑色になってくると気になるかもしれません。
スプラウトのように水だけで栽培できるものは、肥料を使わないため藻が発生しにくい傾向があります。 一方で、葉物野菜や実のなる野菜は液体肥料を使うため、藻が出やすくなる場合があります。
野菜への影響について
藻が少し発生した程度で、すぐに野菜が育たなくなるわけではありません。
家庭菜園規模の水耕栽培であれば、藻が発生しても、すぐに大きな実害を感じるケースは多くありません。 ただし、容器全体が藻で覆われるほど大量に発生している場合は、早めに対処しましょう。
臭いや水質が気になる場合
藻が増えすぎて臭いが気になる場合は、早めに水耕栽培の器具を洗浄し、養液を新しく作り直しましょう。
また、大量の藻が発生すると、培養液の状態が変化し、植物の栽培に悪影響を及ぼす可能性もあります。 ただし、家庭菜園規模であれば、急激に大量発生することは少ないと考えられます。
家庭菜園での考え方
少量の藻であれば、過度に心配しすぎる必要はありません。 ただし、見た目・臭い・水質が気になる場合は、洗浄と養液交換で早めにリセットしましょう。
特に、気温が30℃を超える夏場は藻が発生しやすくなります。 夏場は水温や光の当たり方にも注意しながら管理すると安心です。
水耕栽培で藻の発生を防ぐ対策
次に、藻の発生を防ぐための方法や対策について紹介します。
藻の発生には、水・栄養分・光が関係しています。 そのため、このうちの一つでも条件を抑えることができれば、藻の発生を減らしやすくなります。
培養液に光を当てない
一般的な藻対策として、培養液が入っている部分をアルミホイルなどで遮光する方法があります。 藻は光が当たることで増えやすくなるため、光を遮るだけでも発生を抑えやすくなります。
使っていない穴をふさぐ
栽培パネルに使っていない穴がある場合、そこから光が入って藻が発生しやすくなります。 フタや遮光材で穴をふさぐことで、藻の発生を抑えやすくなります。
定期的に容器を洗う
藻が目立ってきたら、容器やパネルを洗浄しましょう。 早めに洗うことで、藻が大量に増える前に対処できます。
養液を作り直す
臭いや水の汚れが気になる場合は、養液を新しく作り直すのが早い対策です。 容器の洗浄とセットで行うと、より清潔に管理できます。
一番のポイント
藻対策で最も重要なのは、培養液に光を当てないことです。 アルミホイルや遮光パネルなどを使って、光を遮る工夫をしましょう。
おしゃれに藻対策をしたい方におすすめのアイテム
「アルミホイルで遮光する方法は知っているけれど、見た目もおしゃれにしたい」という方には、インテリア感覚で楽しめる水耕栽培キットもおすすめです。
家庭菜園感覚で水耕栽培に気軽に取り組めるキットとして、アカリーナがあります。
おしゃれに藻対策をしたい方へ
アカリーナは、インテリア感覚で楽しみながら水耕栽培ができるキットです。 見た目がおしゃれなだけでなく、使っていない栽培パネルの穴をふさぐ専用フタも付属しているため、遮光による藻対策にも役立ちます。
また、用途によってはアオコネットのような対策用品もあります。 家庭用では使用頻度は高くないかもしれませんが、水耕栽培の規模や環境によっては選択肢になります。
今後も、実際の栽培体験を通じて、水耕栽培に役立つ情報をお届けできるよう取り組んでいきます。
まとめ
水耕栽培で藻が発生するのは、水・栄養分・光・温度といった、植物が育ちやすい条件がそろっているためです。
つまり、藻が発生すること自体は、必ずしも悪いことではありません。 植物が元気に育つ環境が整っているサインとも言えます。
ただし、藻が増えすぎると見た目が悪くなったり、臭いや水質悪化につながったりする場合があります。 そのため、培養液に光を当てないように遮光し、必要に応じて容器の洗浄や養液の交換を行いましょう。
水耕栽培の過程で藻が発生しても、過度に心配する必要はありません。 状態を見ながら、無理なく清潔に管理していくことが大切です。
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