夏は養液の減りが早い!水耕栽培では自動給水装置もおすすめ

 

夏が到来し、気温が上昇するにつれて、水耕栽培で育てている植物たちの成長も活発になってきました。
嬉しいのはその成長ですが、同時に気になるのが養液の減りの早さではないでしょうか?
家庭菜園や野菜作りにとって、夏のシーズンは特に大切な時期・・・春に蒔いたトマトやナスやキュウリなどの野菜の絶賛収穫期!
この時期、最も株が育っているため、根っこの張りも増加しており、毎日養液の補充を行っている方も多いことでしょう。
そこで今回は、夏の水耕栽培で養液が早く減ってしまう理由とその対策、そして、毎日の水やりから解放してくれる便利な自動給水装置についてご紹介します!  

 


目次

1. なぜ夏は養液の減りが早い?

2. 養液不足にならないための対策

3. 自動給水装置とは?


1、なぜ夏は養液の減りが早い?

気温が高くなると、水分の蒸発が早まり、植物の成長も活発になって養液(液肥と水)の吸収量がぐんと増えます。
気付かずに放置していると、ポンプの空回りで故障の原因、根が枯れて野菜自体枯れてしまう事態になり得ます。
特に、水耕栽培では土耕栽培よりも乾燥の影響を受けやすいので、こまめな養液の補充が必要です。
逆に言えば、水耕栽培の場合は、水不足でしおれてしまったすぐであれば、養液を補充して数時間で元の元気な姿に戻ることもあります。
植物の復活する姿を見ていて面白いですよ。

 

2、養液不足にならないための対策

●こまめなチェックと補充
毎日、養液の量を確認して必要に応じて補充しましょう。トマトや実がなる作物は、容量のタンクによっては朝と夕方の2回チェックすることをおすすめします。 トマト1株で一日で約10L程減る時もあります。

●タンクを直射日光から避ける
養液タンクを直射日光の当たらない涼しい場所に置くことで、蒸発量を減らすことができます。また、断熱シートや発泡スチロールなどでタンクを覆うのも効果的です。

●タンクの容量を大きくする
より多くの養液を貯められる大きなタンクを使用することで、補充の頻度を減らすことができます。

●自動給水装置の導入
こまめな補充が難しい場合は、自動給水装置の導入を検討しましょう。旅行などでおうちを空ける時などでも大変便利です。

 

3、自動給水装置とは?

・タイマー式
設定した時間毎に給水を行うタイプで、水位に関わらず定期的に給水したい場合に便利です。大きなプラントや本格的な家庭菜園ではこちらがおすすめです。

・フロート式
水位が下がると自動で給水するシンプルな仕組み。大掛かりな電源やタイマーが不要で、価格的にも手軽に取り入れやすいです。

当ショップで取り扱いのあるのは、フロート式の自動給水装置です。
ボールタップを利用したもので、水位より養液が減ると自動で養液を足してくれる簡易的なものですが、数日間家を空ける時にも便利です。
無電源なので、電気代もかかりません♪

ご自身の栽培規模や予算に合わせて、最適な自動給水装置を選びましょう!  

 

▼ボールタップを使った養液給水のセッティング方法の一例

●フロートがあれば、補給タンクの容器は何でもOKです。
フロートのみはコチラ

夏場の屋外で利用する場合は、この補給タンクが直射日光にあたらないよう、カバーをかぶせたり日陰に設置するなどして対策をしてください。

 

まとめ

夏の暑い季節の水耕栽培では、こまめな養液管理が欠かせません。
こまめなチェックと補充を心掛け、必要に応じて自動給水装置をうまく活用すれば、手間がぐっと省けて植物も元気に育ちます。
旅行でおうちを空けるときにも、自動給水があれば補充の心配もいりません。
暑い夏も、水耕栽培で美味しい野菜を収穫しましょう!
あなたの水耕栽培ライフが、もっと楽しく、快適になりますように♪

 

 

 

 

水耕栽培専門店のエコゲリラ http://eco-guerrilla.jp/

水耕栽培でも注意!アブラムシの発生とその対策について

 

「水耕栽培は虫がつきにくい」と言われていますが、実際には自然の力には逆らえず、どうしても病虫害が発生してしまうことがあります。

土栽培もですが水耕栽培でもやっかいなのがアブラムシ。
春や秋など気候の良い時期に発生しやすく、育てている野菜に付いていることがよくあります。

私たちも水耕栽培で野菜を育てていると、アブラムシ問題に直面することが少なくありません。
せっかく大切に育てた野菜が傷んでしまうのは、本当に悲しいですよね。

対策を知っていれば、アブラムシの被害を最小限に抑えることが可能です。
そこで今回は、水耕栽培で発生するアブラムシとその対策について、私たちが実践している効果的な対策をご紹介していきます。

(水耕栽培だけでなく、もちろん土栽培にも有効です。)

 


目次

1. アブラムシの被害は?

2. アブラムシがつきやすい環境とは?

3. アブラムシ対策について


1、アブラムシはどんな被害がある?

アブラムシは葉の汁を吸い、栄養を奪うだけでなく、ウイルス病を媒介するため植物の生育を妨げます。
多くのアブラムシの被害にあうと、生育が止まったり、葉の様子がおかしくなったりします。
新芽や葉裏に生息し、葉のカール、葉の表面にコブ、新芽が縮むなどの変形、重度になると葉が枯れて落葉することがあります。

2、アブラムシがつきやすい環境とは?

風通しが悪く、日当たりが悪い場所で発生しやすいです。
窒素分の多い肥料を与えすぎると、アブラムシが好むアミノ酸が増えてアブラムシが発生しやすくなります。

また、つきやすい作物もあります。
白菜やブロッコリーなどのアブラナ科、トマトやナス、ピーマンなどのナス科、その他にもレタス、オクラ、イチゴなど。

3、アブラムシ対策について

アブラムシは、気付かないうちに寄生しているので、定期的に観察し早期に発見することが重要です。
新芽や葉裏をチェックしましょう!

●手で取り除く・水で洗い流す
アブラムシが少量のときは、これが一番効果的です!
手やテープ、水で洗い流して取り除きます。
気づいたその時にサッと対処することで大発生を防ぐことができます。

●アブラムシが嫌うキラキラするものを利用する
アルミホイルのようなキラキラしたものが、アブラムシは苦手です。
アルミシートなどで植物の根元を覆い、光を乱反射させることで効果を期待できます。
私たちは、アルミのようなキラキラ素材のビニタイ、その名も「アブラムシげきたい」を使っています。

水耕栽培のナス

●手作りスプレー
自然派で育てたい場合は、手作りスプレーも効果的です。
色んな手作りスプレーがあるので、ひとつの参考にしてください。
濃いと聞くのでは!?と思いがちですが、濃すぎると変色などの原因になり得るので濃く作らないことを推奨します。

・お酢スプレー
お酢と水を1:30の割合で混ぜて使用。
・牛乳スプレー
牛乳と水を1:1の割合で混ぜて使用。
・香辛スプレー
唐辛子やニンニクを漬け込んでつくります。
・重曹スプレー
重曹小さじ1杯、油20ml、水500ml、洗剤1~2滴を混ぜて使用。
・食用油と食器用洗剤
食用油と食器用洗剤を1:1の割合で混ぜ、水を加えて50倍程度に薄めます。

●対策スプレーを苗の小さい頃から散布する
アブラムシは、野菜が小さい頃から発生しやすいので、苗の小さい段階から対策スプレーを散布しておくことをおすすめします。
自然由来のスプレーを使用することで、安全に害虫対策が可能です。
手作りスプレーが面倒な私たちは、ベニカナチュラルスプレーなどを利用しています。

●防虫ネット
アブラムシだけでなく他の害虫対策としても効果的です。
全体を覆うことで、害虫の侵入を防ぐことができます。

 

まとめ

これらの方法を組み合わせることで、より効果的にアブラムシを撃退することができます。

何度も言いますが、アブラムシの被害を防ぐためには『早期発見と迅速な対策』がポイントです!
特に他の野菜も一緒に栽培している場合は注意が必要です。
周囲の野菜にアブラムシを見つけた場合、風や虫などの移動を通じて他の野菜にも移って繁殖することがあります。
発見したら早めの対策と、他の作物への被害拡大を防ぐため、早めの収穫終了も検討しましょう。

これにより、他の健康な野菜への感染を防ぎ、収穫の安全性を高めることができます。

「水耕栽培は虫がつきにくい」と言われていますが、土壌の病虫害のリスクはないけれど栽培における病虫害は土栽培と同様です。

今回のアブラムシ対策は、水耕栽培だけにでなく土栽培にも有効的なので、お困りの際はぜひお試しくださいね。

野菜を育てる楽しみを守るためにも、アブラムシの影響を最小限に抑えることが大切です。
育ちゆくわが子のような野菜たちと日々会話しながら、健康な成長を促していきましょう。

 

 

 

水耕栽培専門店のエコゲリラ
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水耕栽培は100均肥料でも育つの?レタスを実際に育ててみた!(エコゲリラ店長の栽培日記)

水耕栽培は、育てる容器、種、スポンジ、肥料があれば誰でも簡単に栽培を始めることができます。全て100均で揃ったら、初心者の方にとっては、低コストで始められていいですよね。
そこで今回は、ダイソーで購入した液体肥料と、おうちのやさい液体肥料とで生育に差が出るのか?実験してみました。

育てる品種はサニーレタス。この種はダイソーで購入しました。
種まきの方法については、こちらをご覧ください。

種まき後の発芽した様子がこちら。(4/22)

なかなか発芽率もよかったです。双葉もしっかりしているので、ここから肥料で育てていきます。
希釈倍率は指定されている希釈倍率で、栽培環境については同じです。

 

おうちのやさい液肥

▼100均肥料

それから約1週間後の4/30。葉の色の濃さや大きさなど、少しずつ差が出てきました。
上がおうちのやさい液肥
下が100均液体肥料

さらに1週間後の5/7の様子です。
ダイソーの肥料では、容器+水の水耕栽培では、野菜栽培は難しいようですね。これが観葉植物なら栽培できるのかも??

5/13にいよいよ収穫です。少し育てすぎたような気もしますが、おうちのやさい液肥で育てたお野菜は収穫してサラダにしていただきました(^^)/

今回は、容器と肥料、水のみで育てる水耕栽培の方法でしたが、これがハイドロコーンなどを使った水耕栽培であれば、また違う結果になったかもしれません。
ただし、見た目は綺麗に育ったように見えても、結局は味が美味しいと思わないと栽培は続けられないですよね。
水耕栽培の野菜は、肥料が変わると味も変わります。写真や動画だけで伝わらないのが、毎度もどかしく感じるのですが、本当に味が変わるんです。
おうちのやさい液肥は、「美味しい野菜を育てる」ことに重点を置いた肥料ですので、せっかく育てるなら、美味しい野菜を育てませんか?
肥料以外のアイテムは、100均アイテムで、肥料はぜひこちらをお試しいただきたいです(^^)/

 

今回使用したアイテム

▼おうちのやさい1液タイプC
https://eco-guerrilla.jp/?pid=92045876

▼おやさいライト
https://eco-guerrilla.jp/?pid=169263220