お部屋の中で野菜を育てる「室内水耕栽培(ガーデニング)」。
前回の記事では、太陽の光が入らない室内で「おやさいライト」を使い、ミニトマトが芽を出し、黄色い花を咲かせて実をつけるまでの成長記録をお届けしました。
「本当に光の入らない部屋で、赤いトマトが収穫できるの?」
「室内で育てたミニトマトって、甘くて美味しいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、待ちに待った【収穫編】です!
緑色だった小さな実が少しずつ鮮やかな赤色に染まっていくワクワクの毎日から、いよいよ収穫した採れたてミニトマトの「気になるお味」まで、たっぷりとご紹介します。
室内で実のなる野菜を大成功させるためのコツもまとめていますので、ぜひ最後までお付き合いください!
着果~成熟
実つき(種まきから約1か月半~)
一番花に小さな実がつき、少しずつ大きくなってきました。背丈が大きくなるスピードもとても早いです。おうちのやさい菜園キットはウキがついていますので、水やりの目安はウキを見ればわかります。夏場は肥料濃度が上がりやすいので、通常よりも少しだけ肥料は薄くして与えています。野菜の様子を見ながら、希釈濃度は調整しましょう。

それから約1週間後…

色づき(種まきから約2か月)
この頃になって、ようやく実が赤く色づき始めました。鈴なりトマトの茎に近い方から徐々に色づきます。
色づいていく過程は、緑~オレンジ~赤になっていくので、鈴なりトマトも綺麗なグラデーションになっていて、観察するのも楽しいですよ!
今回育てている「ネネ」という種は、単為結果性品種のため、結実しやすいのも初心者さんにおすすめの理由です。
♦単為結果とは?
受粉しなくても勝手に実がなる性質のことです。ハチがいなくても受粉して実をつけます。受粉処理をしなくても結実するので、マンションなどのでの家庭菜園では育てやすいです。

この期間も、養液(肥料+水)の補充と、脇芽かき、ライトの調整をしています。その他、下の方の葉っぱが枯れてきていればカットして取り除いたりもしています。
また、室内栽培のため、風通しが悪くなりがちです。特に、会社がお休みの日はエアコンも切れますので、室内は蒸し暑くなります。そのため、サーキュレーターや空気ファンを24時間つけています。
いよいよ収穫!実の付き具合と採れたてトマトの味は?
ミニトマトが綺麗に色づいてきたので、いよいよ収穫します。
種まきから約2か月と10日ほど。1回目の収穫個数は、27個でした!!
気になるお味はというと、甘みが強すぎず、ほどよい酸味がありとても美味しかったです。
トマトの皮も厚めのように感じました。

実は、こちらのトマト、「もっとウマく育てたい時のサプリ」という活力剤を使っていました。
「うまサプ」は、甘くなる、実つきや色つやがよくなる、などの効果が期待できます。以前、うまサプを入れて育てたときは、糖度14度のミニトマトができました。
一般的なミニトマトの平均糖度は約7.0度ですが、高糖度な品種では8〜11度以上、フルーツ並みの甘さになります。
今回は、あまっ!!とまではしたくなかったので、薄めに薄めにうまサプを使っていました(笑)
ミニトマトや、ナスなどの実のなる野菜に効果的ですので、興味のある方はぜひ使ってみてください。
その後、約10日でまたまた収穫できそうな実がちらほら…
2回目の収穫は57個となりました(^^)/

背丈も高くなってきたので、2本目と3本目の脇芽(仕立てるために伸ばした部分)は、高さが1.6mくらいになった段階で摘心をしました。
摘心とは、生長点をカットして、それ以上、上に伸びないようにすることです。そうすることで、栄養が実に行き渡り、実つきもよくなります。主軸のみ、もう少しそのままにして、頑張ってもらおうと思います。
「光が入らない室内」で収穫まで成功できた3つのポイント
「おやさいライト」の照射量・照射角度の工夫
室内で野菜を栽培する場合、どうしても日照不足になりがちです。そこで活躍するのが植物育成ライトですが、レタスやバジルなどの葉物野菜やハーブ類よりも、ミニトマトやナスなどの実のなる野菜は光を必要とします。
今回は、背丈も高くなるタイプのミニトマト栽培だったので、おやさいライトを上から4本、左右から1本ずつの合計6本照射して育てました。
おやさいライトは、本数が多ければ多いほど、また距離が近ければ近いほど、光が強くなります。推奨されている作物とライトの距離は15cmですので、それを目安に育てる過程に従って、ライトの距離を調整しました。

適切な液肥管理(おうちのやさい2個イチAB)
水耕栽培は、肥料が必須ですが、希釈濃度を守ることも重要です。水で薄めて使うタイプが多いですが、どれも目安の希釈倍率がありますので、それらを守って肥料を与えましょう。
肥料濃度については、専用の計測器も販売しています。それらで数値で見る事によって、今の液肥は濃いのか?薄いのか?等がわかりますので、肥料補充の際の濃度の目安にもなります。
脇芽かき・仕立て・葉かきなどのお手入れをしっかりと
ミニトマトは、種まき後からなんの手入れもせずに育てると、葉っぱや茎が生い茂り、ワサワサとした状態になります。そうなると、風通しが悪くなり、病気になりやすかったり、栄養が分散されてしまうので、うまく実がならない、実が大きくならないなどの影響も出てきます。
しっかりと、この茎は残す、この芽は取り除く等、お手入れをしてあげることで、必要なところに栄養が行き渡り、収穫、収穫量UPに繋がります。
ミニトマトの仕立て方、脇芽かきについては下記の記事でも解説しています。
まとめ:光が入らないお部屋でも、美味しいミニトマトは育てられる!
今回は、太陽の光が入らない室内で「おやさいライト」を使って育てた、ミニトマトの収穫までの様子をお届けしました。 毎日元気に育つ姿に癒やされ、自分で育てた採れたてのミニトマトを味わう時間は、室内栽培ならではの特別で楽しい体験となりました。
「お庭やベランダがない」「日当たりが悪くて家庭菜園をあきらめていた」という方も、LEDライトと水耕栽培キットがあれば、お部屋の中で手軽に美味しい野菜づくりを楽しめます。 採れたてトマトの美味しさと育てるワクワク感を、ぜひご自宅で体験してみませんか?
▼今回使用したアイテムと、栽培環境
- 水耕栽培キット おうちのやさい菜園キット
- 植物育成ライト おやさいライト
- ミニトマトの種 ネネ
- 液体肥料 おうちのやさい2個イチAB
- 光が入らない室内
- 土日はエアコンなし

