水耕栽培型の障害者雇用支援サービスを検討しているものの、「どのサービスを選べばよいか分からない」「農園を借りる方法と自社に設備を導入する方法の違いが分からない」という方も多いのではないでしょうか。
水耕栽培型の障害者雇用支援サービスには、大きく分けて、運営事業者の農園を利用する外部農園型と、自社や福祉事業所の中に設備を導入する施設内導入型があります。
どちらがおすすめかは、障害者雇用の目的、設置場所、必要な支援、販売方針によって異なります。
地域とつながる仕事を自社や施設内につくりたい場合は、小規模から始められる施設内導入型が適しています。
この記事では、水耕栽培型の障害者雇用支援サービスの種類と選び方を解説し、施設内導入型の選択肢として水耕栽培事業で20年のグリーン・グリーンの提供する農福連携プラン「GG.work」をご紹介します。
水耕栽培型の障害者雇用支援サービスとは
水耕栽培型の障害者雇用支援サービスとは、水耕栽培による野菜づくりを活用して、障害のある方の仕事づくりや職場定着を支援するサービスです。
種まき、育苗、植え替え、収穫、袋詰め、清掃などに作業を分けやすく、利用者や従業員の特性に合わせて役割を設計できます。屋内型であれば天候の影響を受けにくく、年間を通した作業計画を立てやすいことも特徴です。
水耕栽培型の障害者雇用支援サービスは2種類

外部農園型
サービス提供会社が運営する農園やサテライト施設を利用し、企業が雇用した障害のある方が栽培作業に取り組む方法です。
設備や支援環境があらかじめ用意されているサービスが多く、自社内に作業場所を確保しにくい企業に向いています。一方で、自社の社員や地域との接点をどのようにつくるか、収穫物をどう活用するかを事前に確認する必要があります。
外部農園型の事業をこれから始めたいという企業様は資材と知財がそろっているグリーン・グリーンにお問合せください。
自社・施設内導入型
企業や福祉事業所の空きスペースに水耕栽培設備を設置し、自分たちで仕事をつくる方法です。
日常的に顔を合わせながら運営でき、栽培した野菜を社員食堂、併設カフェ、地域の飲食店やマルシェでの販売などで活用できます。導入時には、栽培指導だけでなく、作業設計まで相談できるサービスを選ぶことが重要です。
必要な資材調達からノウハウまでをお探しの企業様は当社にお問い合わせください。
おすすめのサービスを選ぶ7つのポイント
1.目的に合った運営方式か
法定雇用率への対応、自社内の仕事づくり、就労訓練、工賃向上など、導入目的を最初に整理します。目的によって外部農園型と施設内導入型のどちらが適しているかが変わります。
2.障害特性に合わせて作業を分けられるか
栽培作業だけでなく、選別、包装、清掃、記録、販売、情報発信まで細分化できると、一人ひとりの強みを生かしやすくなります。
3.導入後の栽培サポートがあるか
設備だけを導入しても、安定した栽培ができなければ仕事は継続しません。栽培方法、トラブル対応、品種選びなどを相談できる体制を確認しましょう。
4.必要なスペースと初期費用が明確か
設備本体だけでなく、空調、電気、水道、作業スペース、包装場所なども確認します。最初から大規模に始めず、少ない台数で検証できるサービスなら導入リスクを抑えられます。
5.年間を通して仕事をつくれるか
屋内型であっても、温度管理や設備の運用条件によって栽培状況は変わります。年間の栽培計画と利用者の作業量を具体的に確認することが大切です。
6.小さく始めて増設できるか
利用者との相性や販売量を確認してから台数を増やせる仕組みなら、過剰な設備投資を避けやすくなります。
施設内導入型でおすすめの「GG.work」
福祉事業所では、利用者一人ひとりの特性に合った仕事を継続的につくることが求められています。
しかし実際には、作業の種類が限られている、受託作業だけでは工賃を上げにくい、新しい事業を始めたくても設備や場所の確保が難しいなど、さまざまな課題があります。
そこでグリーン・グリーンが提案するのが、1台から導入できる室内型水耕栽培設備「ネオテラス」を活用した農福連携プラン「GG.work」です。
施設の空き部屋や空きスペースを、野菜と仕事を育てる「小さな植物工場」に変えていきます。
GG.workとは
GG.workは、ネオテラスの導入を通じて、障がいのある方の仕事づくりと福祉事業所の自主事業づくりを支援する農福連携プランです。
ネオテラスは、工事不要で1台から導入できる室内型の水耕栽培設備です。広い農地や大規模な植物工場を用意しなくても、既存施設の空きスペースから栽培を始められます。
室内栽培のため、雨や猛暑などの天候に作業を左右されにくく、年間を通じて計画的に仕事をつくることができます。
土を使わないため作業場が汚れにくく、重い農機具を扱う必要もありません。種まきから収穫・梱包までの工程を細かく分けることで、利用者一人ひとりの得意なことを仕事にできます。
育てるだけではない。仕事は細かく分けられます
栽培する仕事
- スポンジへの種まき
- 発芽や苗の状態の確認
- 苗の植え替え
- 水量や設備のチェック
- 野菜の収穫
商品にする仕事
- 野菜の選別
- 計量
- 袋詰め
- ラベル貼り
- 商品セットの組み合わせ
支える仕事
- 栽培槽や備品の清掃
- 在庫確認
- チェックシートへの記入
- 生育記録や日報の作成
伝えて、届ける仕事
- 商品写真の撮影
- SNSでの情報発信
- 店頭での陳列や販売
- 近隣店舗への納品
- 購入者へのメッセージ作成▶弊社が運営するお野菜栽培件販売店舗「GG.SUPPLY」のSNS
「手先を使うことが得意」「決まった手順を繰り返すことが得意」「人と話すことが好き」「写真やパソコンが得意」など、それぞれの強みから担当を考えられます。
全員に同じ仕事を割り当てるのではなく、育てる・整える・伝える・届けるという流れの中から、その人に合う役割を見つけていきます。
ネオテラスだから、小さく始められる
ネオテラスは1台から導入できるため、最初から大規模な栽培施設をつくる必要はありません。
まずは1台で利用者との相性や作業工程を確認し、販売先や運営体制が整ってから3台、5台、10台へと段階的に増設できます。
1台|体験・訓練から始める
- 最大約200株を育成
- 既存施設の空きスペースを活用
- 栽培体験や就労訓練として運用
- 収穫した野菜を施設内の食事や小規模販売に活用
3台|自主事業として販売を始める
- 最大約600株を育成
- 栽培、収穫、袋詰めなどを複数人で分担
- 施設内販売、マルシェ、近隣飲食店への販売
- 事業所独自の野菜ブランドづくり
10台|地域に供給する事業へ育てる
- 月間約2,000株の生産目安
- 栽培から広報、販売、納品まで幅広い仕事を創出
- 飲食店、ホテル、スーパー、社員食堂などへの定期販売
- 継続的な売上をつくり、工賃向上を目指す
株数は1台約200株を基準とした目安です。品種、栽培期間、運用方法によって変動します。
収穫した野菜を、地域との接点に
GG.workでは、設備を導入して野菜を育てるだけでなく、収穫後の活用まで一緒に考えます。
- 施設内の給食や食堂で使用する
- 併設するカフェやショップで販売する
- 近隣の飲食店やホテルへ納品する
- スーパーや産直販売所で販売する
- 地域のマルシェへ出店する
- 野菜セットや定期便として販売する
- 企業の社員食堂や福利厚生に活用する
- 子ども食堂など地域活動へ提供する
大切なのは、栽培設備の台数を先に決めることではありません。「誰に、どれくらい、どのような野菜を届けるのか」を考え、その販売先に合わせて必要な生産量と台数を設計します。
GG.workは、設備起点ではなく、仕事と販売先から考える農福連携を目指しています。
GG.workが目指すのは「地域から必要とされる仕事」
障がいのある方のために仕事を用意するだけでなく、その仕事から生まれた野菜が、地域の飲食店や家庭で必要とされる。
施設の中だけで完結するのではなく、当社が提供する水耕栽培の資材、知財を活用して生産した高品質な野菜を通じてつながりが広がっていく。それが、GG.workの目指す農福連携です。
街の空きスペースが植物工場になり、利用者の得意なことが仕事になり、育てた野菜が誰かの食卓を豊かにする。
ネオテラスを使って、野菜だけでなく、新しい役割と地域との関係を育てていきます。
水耕栽培型の障害者雇用支援サービスに関するよくある質問
水耕栽培の経験がなくても始められますか?
始められます。ただし、設備の使い方だけでなく、栽培計画や日々の管理について相談できる支援体制が重要です。GG.workでは、施設の運営体制に合わせた始め方をご提案します。
どのくらいの広さが必要ですか?
ネオテラスは1台から設置できます。実際に必要な広さは、設備本体に加えて、利用者が安全に作業するための通路、収穫や袋詰めを行う場所、空調設備などを含めて検討します。
就労継続支援B型事業所でも導入できますか?
導入を検討できます。利用人数、現在の作業内容、職員体制、販売先などを確認し、無理のない台数と作業工程を設計することが大切です。
収穫した野菜の販売についても相談できますか?
販売先のご紹介や販売代行などのご相談には対応しておりませんが、野菜を販売する際に活用できる営業資料のひな型をご用意しています。
野菜の相場や売れやすい品種は地域によって異なり、飲食店・小売店・マルシェなど販売先によっても適した提案方法が変わります。地域のニーズや販売先に合わせて、営業資料をご活用ください。
外部農園型と施設内導入型のどちらがおすすめですか?
自社に作業場所がない場合や、用意された環境を利用したい場合は外部農園型が候補になります。自社や施設内に継続的な仕事をつくり、地域とのつながりや販売まで育てたい場合は施設内導入型がおすすめです。
まずは、施設の状況をお聞かせください
- 空いている部屋に設置できるか知りたい
- 利用者にどのような作業を任せられるか相談したい
- 何台から始めればよいか分からない
- 販売先も含めて事業計画を考えたい
まだ具体的な計画が決まっていない段階でも構いません。
施設のスペース、利用人数、現在の作業内容、目標とする生産量や工賃などをお聞きし、それぞれの事業所に合った導入方法をご提案します。
福祉事業所に、新しい仕事の選択肢を。
グリーン・グリーンだからできる農福連携支援
グリーン・グリーンは、約20年にわたり水耕栽培に取り組み、設備の開発から野菜の栽培・販売まで自社で実践してきました。
その経験をもとに開発したネオテラスは、大規模な工事をせず1台から導入でき、施設の規模や利用人数に合わせて増設できます。
GG.workでは、設備の提供だけでなく、栽培方法、利用者ごとの作業設計、工賃・支援記録を管理する作業表、野菜販売に使える営業資料のひな型まで提供します。
水耕栽培を活用した同様の仕組みもありますが、設備は見た目や価格だけでは比較できません。植物育成ライト、栽培槽、養液循環、清掃性などの細かな性能差が、作業効率や野菜の品質に直結します。
他社設備との違いや、導入後の運用まで詳しくご説明します。比較検討中の方も、お気軽にお問い合わせください。

