水耕栽培の液体肥料で失敗しないために知っておきたい基本

水耕栽培は、土を使わずに植物を育てる方法です。植物は土から肥料を吸収するのがこれまでの常識ですが、水耕栽培では液体肥料(液肥)を使って栄養分を含ませた溶液で野菜を育てます。
土を使わないので、手軽に始められ、失敗も少ないことから、家庭菜園初心者にも人気があります!
今回は、水耕栽培に欠かせない液体肥料も種類が多くて、どんなものを選んだらいい?とか液体肥料の管理の方法がわからない?等の声が多かったので詳しく説明していきます。

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目次

  1. 水耕栽培の液体肥料とは?
  2. 土耕肥料との違い
  3. 液体肥料の選び方
  4. 液体肥料使用時の注意点
  5. 管理と水耕栽培のメリット
  6. 水耕栽培の未来と展望

水耕栽培の液体肥料とは?

植物が健やかに育つためには、多くの栄養素が必要です。特に大事なのが、窒素、リン、カリウムの三大要素です。さらに、カルシウムやマグネシウムなどの中量要素、鉄やマンガンといった微量要素も必要です。水耕栽培では、これらの栄養を液体肥料から供給します。

水耕栽培の液体肥料は様々な種類があります。家庭での水耕栽培では、速効性があり、成長が早い化学肥料がよく使われます。液肥は大きく1液式、2液式に分かれていて、初心者には使いやすい1液性がおすすめです。

さらに、色づきを良くするお花向きのものや大きく立派に育てる観葉植物向きなど様々なものがありますが、野菜を育てる場合は美味しい野菜に育つための液体肥料を選びましょう!

土耕肥料との違い

 

土耕栽培では、土自体に栄養が含まれているため、前項でお伝えした窒素、リン、カリウムの三大要素を肥料で補足していくイメージです。
一方、水耕栽培では、水には栄養が含まれていないため、液肥で全ての栄養を補う必要があります。そのため、水耕栽培用の液肥は、多量要素だけでなく中量要素や微量要素もバランスよく含まれているのが特徴です。
水耕栽培の方が簡単と言われているのはこのことが要因です。

土耕栽培用の肥料は、土壌中の微生物が有機物を分解し、植物が吸収しやすい形に変える役割を果たしますが、水耕栽培ではこのプロセスがないため、水耕栽培の液体肥料にはすぐに利用できる形で栄養素が含まれています。

液体肥料の選び方

初心者は1液式

初心者には1液性が溶液づくりの手間のかからない液肥がおすすめです。
例えば「おうちの野菜1液式」は、一液式でも栄養バランスが良く、美味しい野菜を育てることができます。
葉物野菜などを育てると色づき、食感が良い野菜が育ちます。

●1液式の溶液づくりのイメージ

●2液式の溶液づくりのイメージ

2液式は組成がしっかりしているので「実のなる野菜」を育てるときは
2液式をお勧めします。

コストパフォーマンスを求めるなら希釈倍率

後、液体肥料によって希釈倍率が違うのでご注意ください。
ご紹介した例えば「おうちの野菜1液式」は水耕栽培の場合200倍、土栽培、観葉植物が400倍です。
ベランダで家庭菜園をされる程度であれば大体半年は使用できます。
家庭菜園でコストパフォーマンスを求められる方は必ず希釈倍率はご確認くださ
い。

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また、水耕栽培用のキットを利用すると、液体肥料など必要な道具が全て揃っているため便利です。当店では初心者の方が手軽な方法、手軽なお値段で野菜作りが始められるキットをご用意しています。

液体肥料使用時の注意点

液体肥料を使う際には、以下の点に注意しましょう。

  • 規定量を守る: メーカーが指定する量を守って使用しましょう。過剰に使うとコケが生えやすくなり、植物の成長に悪影響を与えます。
    メーカーごとに分量が違いますのでご注意ください。
  • 保管方法に注意する: 使用後はキャップをしっかり締め、直射日光の当たらない場所に保管してください。
  • 与えるタイミングを見極める: 植物の状態に合わせて適切なタイミングで液肥を与えることが重要です。環境が適切であるか確認し、必要に応じて調整しましょう。

栄養バランスの管理も重要です。成長段階によって必要な栄養素は異なるため、水質や栄養濃度を定期的にチェックし、適切な濃度を維持することが肝心です。

🔗水質について詳しくはこちら( ECとpHについて

管理と水耕栽培のメリット

水耕栽培では、栽培環境を細かく管理することが重要です。日光や温度、湿度などの環境要因が植物の成長に大きく影響します。
適切な光環境を整えるために、必要に応じて植物育成LED等を使用することも検討しましょう。
また、室内栽培の場合、温度管理には特に注意が必要です。
夏場の高温や冬場の低温を避け、植物が快適に育つ環境を提供することも気を付けてください。

水耕栽培のもう一つの魅力は、その環境への優しさです。
土耕栽培に比べて、水の使用量を大幅に削減できるため、地球環境に優しい農法として注目されています。
さらに、都市部でも手軽に始められるため、都会の住環境でも新鮮な野菜を手に入れることができます。
土をごみとして捨てる際、自治体に回収を依頼する(対応している自治体のみ)
ホームセンターの土回収サービスなどにお願いする必要があるので、水耕栽培はマンションやアパート住まいの方にも大変人気です。

また、水耕栽培は害虫や病気のリスクがほとんどありません。
土を介した病害虫の侵入を防ぎやすく、化学農薬の使用せずに無農薬の野菜を育てることができます。
※種が農薬を使っているケースがあるのでご注意ください。完全無農薬野菜をお望みの場合は有機種子をお買い求めください。

🔗有機種子一覧はこちら

これにより、より健康的で安全な食材を提供できるのも、水耕栽培の大きなメリットです。

水耕栽培の液体肥料のまとめ

水耕栽培は土を使わずに植物を育てる方法で、液体肥料(液肥)を使って植物に必要な栄養を与えます。初心者でも手軽に始められ、失敗が少ないのが魅力です。

液肥の選び方としては、使いやすい1液性のものが初心者にはおすすめです。水耕栽培のメリットとして、水の使用量が少なく、環境に優しいこと、都市部でも新鮮な無農薬野菜を育てられるので是非チャレンジしてみませんか!?

水耕栽培専門店エコゲリラ

水耕栽培 液肥の種類と選び方

おうちのやさい

 

水耕栽培は水だけでなく、液体肥料を加えて育てることが重要です。
液体肥料について種類や選び方、使用時の注意点などをご紹介します。

 


目次

1、水耕栽培液肥の種類と選び方

2、水耕栽培液肥の使用時の注意点


 

水耕栽培液肥の種類と選び方

従来の水耕栽培の肥料は、2液式や3液式など、複数を1セットで使うのがスタンダードでした。
なぜ従来は複数式だったのか?
それは、1液に必要な成分をまとめると凝固してしまうため、複数に成分を分けていたからです。しかし今では、その手間を省くために、凝固しないギリギリの成分を配合した1液式の水耕栽培肥料がメジャーになってきました。

【1液タイプの特徴】
・1本だけで手間いらず。
・初心者さんへもおすすめ。
・1本なので常に肥料成分のバランスが保たれている。(複数液だと片方が残ることもある)
・葉物野菜の栽培にオススメ!
1液タイプはコチラ

【2液タイプの特徴】
・1液タイプよりより組成がシッカリ。
・2液を入れる手間がある。
・2液を入れていくと、最後にAかBどちらかが余ってしまうことがある。(肥料バランスが崩れてしまっていることを意味します)
・トマトやナスなどの果実野菜などの栽培には2液タイプがオススメ!
2液タイプはコチラ

【粉末タイプの特徴】
・粉末を水に溶かす必要がある。
・細かい粉が舞って汚れてしまう。
・開封後、密閉での保管が必須。(吸湿して使えなくなる)
・プロ農家向け商品のため、家庭用としては量が多すぎる。
・容量が多い業務用=低価格。

 

液肥使用時の注意点

使用時の濃度は守りましょう
「水量に対して液肥を何mL加えるか?」肥料によって指定する規定量を正しく守りましょう。
たくさん肥料をあげたら育つだろう!ではありませんので、ご注意を。
濃度が濃いと、植物は栄養過多になり枯れたり栽培がうまくいかない原因となります。濃度は「濃い」よりも「薄い」方が、栽培には優しいです。

薄めた液肥はその日のうちに使いましょう
作り置きはせず、その日のうちに使い切りましょう。
薄めた液肥は化学変化をおこしやすくなり、夏場には藻が生えることも。。

液肥の保管はしっかりと
キャップはしっかりと閉めて、直射日光のあたらない室内で保管しましょう。
肥料には、有効期限の定めはありません。
記載されている期日は製造日です。

»水耕栽培肥料の使用期限についてはコチラの記事へ!

 

 

 

 

水耕栽培肥料の使用期限について

 

水耕栽培肥料には、使用期限はあるのでしょうか?

そういったご質問をいただくことがよくあります。

肥料のラベルなどに記載されている日付は、肥料を製造した年月です。
品質表示基準にて、生産した年月の記載を義務付けられています。
(使用期限日ではありません)

水耕栽培液体肥料の使用期限(有効期限)についてご紹介します。

 

 


目次

1、肥料の使用期限(有効期限)

2、保管する場所の条件


 

 

肥料の使用期限(有効期限)

基本的にありません。
有効期限がないのは、肥料の成分が安定しているためです。
ただし、原液に限ります。
希釈した肥料は早めに利用することをおすすめします。
※この場合の希釈した肥料とは、水で希釈しただけの状態を指します。
栽培に利用した肥料は、有機物が混じるので液肥が循環していなければ腐敗の原因となりますので、希釈液はその日の内に使い切るようにしましょう。
特に暑い夏場などは藻が発生したりあらゆる原因がございます。

また、肥料のラベルなどに記載されている日付は、肥料を製造した年月です。
品質表示基準にて、生産した年月の記載を義務付けられています。
(使用期限日ではありません)

 

 

保管する場所の条件

直射日光や湿気を避けた場所、日陰や涼しい場所に保管してください。
必ず原液で保管して下さい。
希釈した状態(水で溶かした養液)での保管は推奨しておりません。

 

 

まとめ

記載された日付を見て「日にち過ぎていますけど!」とのお問合せをいただくこともありますが・・・

・記載の日付は、生産した月日です
・原則的に水耕栽培液肥に使用期限はありません
(保管の状態によります)

出荷前の液肥は、安定した倉庫内で保管していますので、安心してくださいね。

 

 

 

 

 

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