トマトの仕立て方‐1本仕立て、2本仕立て、3本仕立てのやり方を解説!

トマトの仕立て方 1本仕立てから3本仕立てのやり方を解説!

初めてのミニトマト栽培、大きく成長してきたけど、ほったらかしで大丈夫なの?トマトは、どんどん成長していくにつれて、茎も葉も伸びていきます。

仕立てのやり方に、これが正解!!というものはありませんが、人により仕立て方の基準が違うので、どの仕立て方が良いのかわからないという声が多い作業です。詳しく解説していきます。

 


目次

1.トマトの仕立てとは

2.仕立て方の種類

3.芽かきのやり方

4.仕立て方


 

トマトの仕立てとは

トマトの仕立てを行うことで、栄養や、日の光が全体に行き渡り、大きく立派なトマトが収穫できるようになります。
仕立てをせず、そのまま伸ばし続けると、トマトの茎、葉はどんどん伸びていきますので、葉や茎が密集した状態になります。
そうなると、全体に日が当たらない、風通しが悪くなり病気や害虫の被害に遭いやすい、栄養が実に届かず、実がつかなかったりなど様々な影響があります。

 

仕立ての種類

トマトの仕立て方には、1本から3本仕立てがあります。

1本仕立て・・・主枝を1本で伸ばし、わき芽は全て取り除くやり方

2本仕立て・・・主枝+わき芽1本を伸ばした2本を軸に育てていくやり方

3本仕立て・・・主枝+わき芽2本を伸ばした3本を軸に育てていくやり方

 

芽かきのやり方

仕立てる!といっても、わき芽を理解していなければ、仕立てることはできません。
わき芽とは、下記の写真のように主枝と葉の付け根から生えてくる芽のことです。このわき芽を取っていく作業を「芽かき」といいます。

トマトのわき芽トマトのわき芽

わき芽をそのままにしておくと、芽が成長することに養分が使われてしまいます。ひとつひとつの実を大きく成長させるためには、余分なわき芽を取り除くようにしましょう。
初心者の方で、どれがわき芽かわからない時は、ある程度成長するまで待ってみましょう。そうすると、わき芽が見つけやすいかもしれません。

尻ぐされの原因と対策

仕立て方

1本仕立て

苗が成長していく中で、主枝と本葉の間からわき芽が伸びてきます。
わき芽は、手でポキッと取れますので、主枝を残し、生えてきたわき芽すべてを取りながら育てていきます。

トマト1本仕立てのやり方

2本仕立て

主枝に咲く第1花房(最初に咲く花)のすぐ下のわき芽だけを残し、側枝として伸ばします。
主枝と、残すわき芽の2本を残して、その他のわき芽は全て取り除きます。

トマト2本仕立てのやり方

3本仕立て

使うわき芽は第1花房すぐ下のわき芽と、その下のわき芽です。
この2つのわき芽と主枝を残して3本で育てていきます。

トマト3本仕立てのやり方

 

さて、トマトの仕立て方がおわかりいただけたでしょうか。
最初は、どれが主枝で、どれがわき芽かなど、見分けることも難しく感じるかもしれません。
ですが、毎日観察することで、昨日までなかった芽が生えてきている!など、変化に気づくことができますので、愛情を持って育ててあげてくださいね。

ちなみに、毎年のエコゲリラでの室内ミニトマト栽培では、「おうちのやさい2個イチAB」という2液タイプの肥料を使って育てていますよ♪
こちらもぜひお試しください!!